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美希「私以外のプリキュア全員死んでくれないかなぁ…」 フレッシュプリキュア編

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 12:40:08.32 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「まずはブッキーね」


3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 12:42:17.54 ID:zqpKIqbl0 Be:
prrr

美希「もしもしブッキー?今すぐ会いたいんだけど大丈夫」

美希「…うん、待ってるね」

キュアベリーこと蒼乃美希、彼女にはひとつ悩みがあった
作中での自分の扱いだ
完璧キャラである自分がネタキャラ扱いされていることに不満だった
どうすればこの状況から脱出できるだろう、彼女は考えた末たどりづいた答えは…
全プリキュアの抹殺であった


5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 12:44:28.57 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「ごめんねブッキー、急に呼び出して」

祈里「ううん、いいよ」

祈里「どうしたの?」

美希「ちょっと背中向けてくれる?」

祈里「? うん」クルッ


※以下、グロ注意


朝日放送|フレッシュプリキュア! 公式サイト



7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 12:46:58.78 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「ブッキーは可愛いよね…」

祈里「え?ど、どうしたの急に?」

美希「私より人気があるし、ホント羨ましい…」

祈里「そんなことないよ、美希ちゃんだって可愛いよ」

美希「本当?」

祈里「うん!」

美希「…うそ」

祈里「え…!?」

美希は祈里にチョークスリーパーを仕掛けた


8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 12:49:08.40 ID:zqpKIqbl0 Be:
祈里「み、美希ちゃん…何を…っ」

美希「本当はそんなこと思ってないくせに!!いい気になってるんじゃないわよ!!」

美希は祈里をさらに強く締め上げる

祈里「やめ…っ」

美希「あんたなんかに!!」

祈里「がはっ!?」

美希のチョークスリーパーにより祈里は呼吸することができなかった
意識が朦朧とする中、聴こえてくるのは美希の罵声
自分が彼女に何か悪いことをしたのか、そんなことを考えてるうちに彼女は落ちてしまった


9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 12:51:53.76 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「はぁ、はぁ…」

美希「死んだ…?」

美希「あは…あはははっ」

祈里は動かない
さっきまで自分と話をしていた女の子はもう息をしていなかった

美希「死んでも…可愛い顔してるわね」

顔面蒼白になった祈里はそれでもいつもの愛くるしい容姿だった
美希にはそれが腹立たしかった

美希「そうだ!いいこと思いついちゃった♪」


10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 12:55:31.19 ID:zqpKIqbl0 Be:
夜、美希は祈里の両親が経営している動物病院に侵入した
祈里の死体も一緒に

美希「わっさすが動物病院、いっぱい動物がいるわね」

美希は病院で預かっている動物たちのもとに来た
動物たちは突然の侵入者に戸惑っている

美希「ふふ、怖がらなくてもいいのよ」

美希「今日はみんなに夜食を持ってきたんだから」

そう言うと美希は祈里の死体を地面に降ろした
祈里の体にはオタフクソースが塗りたくられていた
動物たちはその匂いに反応した


11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 12:57:41.45 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「こんなところに閉じ込められて、ろくな餌も貰えないでつらいでしょう?」

美希「今開けてあげるからね」

美希が動物達を檻から解放すると動物たちは一斉に祈里の死体に飛び掛り
そして祈里の死体を食べ始めた

美希「ほらほらそんなにがっつかない」

美希は祈里の身体が綺麗なまま死んで欲しくなかった
無残に、もう一生可愛いと呼ばれないほどボロボロにしたかったのである
そんな彼女の願いを叶えるように野獣たちは祈里の死体を食い散らかしていた

美希「うわ…人間の中身ってこんな風になってたんだ…」

美希「きっもーい☆」

手足を食いちぎられ、腸ははみ出し、眼球は抉られ、体中ズタボロにされた

12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:00:47.21 ID:zqpKIqbl0 Be:
翌日

尚子「いやあああああああああああああ!!!」

祈里は原型を留めないほどの状態で発見された
母である尚子には最初自分の娘の死体とは思えなかったであろう

二日後、この怪奇事件は街中に知れ渡った
祈里の両親は自分の娘が殺されたと知りショックで倒れ入院した
あまりに酷いやり方に人々は恐れを抱いている
ただ一人を除いて…

美希(うふっ、殺っちゃった殺っちゃたー♪ブッキー殺しちゃったー♪)


14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:03:29.23 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブ「ブッキー…グスッ」

ラブ「うわあああああああああん!!」

せつな「ラブ…」

美希「せつな、今はそっとしておきましょう」

せつな「……」

美希(泣いてるwもうすぐ自分の番とも知らずにww)

美希(今度はせつなが死んだら…ラブもっと泣いちゃうかな?w)

ラブ「うわああああああん!!」


16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:06:00.39 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「とりあえずラブは家に帰ったわ」

せつな「そう…」

美希「…悲しいわね」

せつな「…うん」

美希「ねぇせつな、ちょっと公園に散歩しに行かない?」

せつな「え?」

美希「少しでも気が和らぐと思うの」

せつな「そうね…行きましょう」


18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:08:23.98 ID:zqpKIqbl0 Be:
誰もいない公園、美希とせつなは散歩をしている
しかし空気は重い
せつなはブッキーが死んだことがよっぽど堪えたようだ

美希「どうしてブッキーが殺されなくちゃならなかったのかしら」

せつな「……」

美希「みんなからも愛されていたのに、あんな可愛かったのに…」

美希「どうして酷い殺され方をされなければいけなかったのかしら」

美希「神様は残酷よね」

せつな「…ねぇ美希」

美希「なぁに?」


19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:11:14.61 ID:zqpKIqbl0 Be:
せつな「さっきからその…何ていうか、嬉しそうよね」

美希「え?」

美希は気づいてなかった
せつなに語りかけるとき自分が無意識のうちに笑顔になっていたことを

美希「そ、そんなことないわよ?」

せつな「……」

美希「…なに?その目は」

せつな「…別に」

せつなは美希にちょっとした違和感を感じていた
親友が惨殺されたのになぜ彼女はこうも明るい雰囲気なのだろうか
もしかして彼女は今回の事件について何か関わって…

美希「せつな?」


20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:13:29.52 ID:zqpKIqbl0 Be:
せつな「な、なに?」

美希「さっきから様子が変よ」

せつな「そうかしら…」

美希「…もしかして、私がブッキーのこと殺したとか思ってる?」

せつな「そ、そんなこと…」

美希「ひどいわ…親友を疑うなんて」

美希「私だって、ブッキーが死んでから一睡もできなかったのに…」

美希「それなのにせつなは…」

せつな「ち、違うの!そんなこと全然思ってないわ!」


22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:15:38.20 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「本当?」

せつな「本当よ」

せつな「私たち親友でしょ?」

美希「…そうよね」

美希「ごめんね、ヒステリックになって」

せつな「私こそ、変なこと言ってごめんね」

美希「あっ、せつな」

せつな「なに?」

美希「トイレ行きたくなっちゃったからちょっとここで待ってて」

せつな「うん…」


23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:17:47.36 ID:zqpKIqbl0 Be:
そうだ、彼女がそんなことするはずがない
彼女は私の親友でもあり、ブッキーの親友でもある
その彼女がそんなこと…

prrr

電話が鳴った
美希からだ

せつな「どうしたの?」

美希「ごめんせつな、トイレに入ったら紙がなかったの」

美希「ティッシュか何かある」

せつな「ええ、あるわよ」

美希「悪いんだけど、持ってきてくれない?」

せつな「分かったわ」

そうだ、あの優しい美希がそんなことをするはずがない…


24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:22:50.71 ID:zqpKIqbl0 Be:
公衆トイレに着いた、一室だけ扉が閉まっている

せつな「美希、持ってきたわよ」

扉に向かって話しかけるが返事はなかった

せつな「美希?」

どうしたのだろう、扉はここしか閉まっていないのに彼女からは返事が返ってこない
このトイレじゃない?
いや、この公園にはトイレはここ一つしかない
なら美希は…

せつな「まさか…!」

美希も祈里のように…

せつな「美希!開けるわよ!!」


25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:25:19.82 ID:zqpKIqbl0 Be:
扉が開いた
鍵がかかってると思い強く押したが思いのほか軽かった
どうやら鍵はかかってなかったようだ

せつな「美希!?」

せつなの予想に反してトイレに美希の姿はなかった

せつな「み、美希…?」

一体どこに?
様々な憶測をしながらせつなは後ろに振り返った
なにか殺気のようなもの感じて

美希「こっちよ」

え?

せつな「美…希?」

美希の手には金属バットがあった
なぜ彼女がこんなものを?
考えてるうちにせつなはそのバットで頭を殴打された


26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:29:05.02 ID:zqpKIqbl0 Be:
せつな「うっ…」

美希「あはっ、起きた」

せつな「美希…?」

気絶していたせつなが目を覚ました

せつな(体が…)

せつなは手足をロープで縛られトイレに座らされていた
殴られた頭はまだボーっとしている

美希「ずっと起きないからあのまま死んじゃったと思ったわ」

せつな「美希…これは……」


28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:32:15.12 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「なんだと思う?」

この状況、おおかた検討はついた
答えはさっき抱いた疑問のとおり

せつな「まさかあなたが…ブッキーを」

美希「せいかーい☆」

せつな「どうして…」

せつな「どうしてこんなことを!」

美希「決まってるじゃない」

美希は笑顔で応えた

美希「あなた達が邪魔なのよ」

せつな「そんな…」


30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:34:48.02 ID:zqpKIqbl0 Be:
せつな「ずっと親友だと思ってたのに…」

美希「ふーん」

せつな「大切な親友だって…」

美希「はっ、何それキモッ」

せつな「!?」

せつな「美希!!」

美希「はいはいうるさいうるさい」

美希はせつなの口に爆竹を放り投げた


32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:37:06.58 ID:zqpKIqbl0 Be:
爆竹がせつなの口の中で弾ける

せつな「!?!?!?!?!?!?!?」

美希「色々と言いたいこともあっただろうけど…」

美希「ごめんね、うるさいからつい」

美希「てへっ☆」

せつな「お…あぁぁ…」

美希「うわっ、口の中血だらけじゃない」

せつな「み゛……」

美希「無理しないで、そんなんじゃ喋れないわよw」


35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:39:24.83 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「さて、うるさくなくなったところで」

美希「お次は…」

せつな「ぁ…あぁ……」

せつな「み゛…ぎ……」

美希「なに?まだお喋りしたいわけ?」

美希「しつこいわね、キモいのよ」

せつな「あ…うぅ…」

美希「口開けられなくしてあげる」

美希はせつなの口に硫酸を少量入れた

せつな「~~~~~!!??」

声にならない叫びがトイレに響く


36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:42:28.33 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「あははははは!!」

美希「せつなの顔マジうけるwww」

せつな「……」

美希「あれ?死んだ?」

美希はせつなの腹部にパンチを加えた

せつな「おごっ…」

美希「生きてるじゃない、死んだふりしてんじゃないわよ」

せつな「ぁ……」

美希「私はねせつな、完璧でありたいの」


37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:44:50.12 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「この世にただ一人の完璧な人間、私の理想」

美希「でも周りは可愛い子ばかり」

美希「しかも私と同じプリキュア」

美希「私の存在はどんどん薄くなっていく」

美希「だから気づいたの…」

美希「私以外のプリキュアを全員始末すれば世界でプリキュアは私一人になる」

美希「唯一無二の完璧な存在、キュアベリーとして生きていける、って」

美希「どう?凄くない?」

せつな「………」


38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:47:24.96 ID:zqpKIqbl0 Be:
せつなには美希が何を言っているか分からなかった

美希「見て見て、電動ノコギリ」

美希「これでせつなの首をちょんぎっちゃいま~す☆」

ただ、こうなってしまった彼女を救えなかったことにせつなは激しく悔やんだ

ギュィィィィン

電ノコの作動音が響き渡る

美希「ふふふ…初めてだから手元狂っちゃうかもw」

美希「じっくり切り落としてあげる」

美希「時間をかけて、ゆっくり、刃の動きが伝わるように…」

せつな「………」

美希「じゃあいっちゃうね?」

せつな(ごめんね…美希)

ギュィィィィィン

トイレ中に血が飛び散る

美希「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」」


41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:49:57.59 ID:zqpKIqbl0 Be:
翌日、せつなは遺体で発見された
頭は便器に突っ込まれ、体は公園のジャングルジムに引っ掛けられた状態で
この事件を受けラブは家に引きこもるようになった
親友が二人も惨殺されれば当然だ

あゆみ「ラブ、ご飯持ってきたわよ」

ラブ「いらない…」

あゆみ「そう…部屋の前に置いておくから食べたいときに食べてね」


42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:52:43.38 ID:zqpKIqbl0 Be:
ピンポーン

美希「こんにちわー」

あゆみ「あら美希ちゃん、いらっしゃい」

美希「ラブの様子を見に来たんですけど…大丈夫ですか?」

あゆみ「それがあんまり……」

美希「そうですか…」

美希「なら、私がちょっと励ましてきましょうか?」

あゆみ「助かるわ、ありがとう」

美希「いえいえw」


43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:55:26.83 ID:zqpKIqbl0 Be:
コンコン

美希「ラブ、私よ」

ラブ「………」

美希「ね、ちょっと話しない?」

ラブ「………」

美希「ブッキーとせつなは残念だったけど…ラブがいつまでもそんなんじゃあの二人だって喜ばないわよ」

ラブ「………」

美希「ラブ…」

ラブ「…ドア、開いてるよ」

美希「!」ニタァ


45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 13:57:40.27 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「ラブ…」

ラブ「美希たん…」

美希「あぁ可愛そうなラブ、こんなにやつれちゃって…」

ラブ「美希たん…私……」

美希「何も言わないで…何も言わなくていいわ」

ラブ「美希たん…うわああああああああん」

美希「よしよし、今はいっぱい泣きなさい」


47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:00:23.47 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「落ち着いた?」

ラブ「うん…」

美希「そう、よかった」

ラブ「ごめんね…」

美希「いいのよ…」

ラブ「………」

美希「つらいわね…」

ラブ「うん…」


48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:02:41.21 ID:zqpKIqbl0 Be:
美希「でもご飯は食べなきゃダメよ」

ラブ「ごめん…」

ラブ「でも食欲がなくて……」

美希「もう、ラブったら」

美希「そんなことだろうと思って栄養剤を持ってきたわよ」

ラブ「栄養…剤?」

美希「そう」

美希「さぁ腕を出して、注射を打つわよ」


50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:06:01.23 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブ「ちゅ、注射って…」

美希「大丈夫大丈夫、点滴みたいなものだからw」

ラブ「点滴…」

美希「このままじゃ栄養失調でラブが死んじゃうわよ?」

ラブ「う…」

美希「大丈夫、私に任せて」

ラブ「…うん」


52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:08:43.69 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブ「いたっ」

美希「我慢して」

ラブ「あっ…」

美希「どう?」

ラブ「なんか…気分が楽になった」

美希「そうでしょ?w」

ラブ「うん…元気が出てきたよ」

ラブ「これすごいね」

美希「ふふ、気に入った?」

美希「なら毎日打ってあげるね」

ラブ「本当!?ありがとう美希たん!」


54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:11:20.60 ID:zqpKIqbl0 Be:
そして美希は約束通り毎日ラブに謎の薬を打った
打ち続けてから一週間、ラブは見違えるように元気になった

ラブ「お母さん!学校行ってくるね!」

あゆみ「うん、いってらっしゃい」

圭太郎「ラブのやつ、すっかり元に戻ったな」

あゆみ「ええ、本当によかった…」



ラブ「あはははは!体が軽ーい!w」


56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:14:15.87 ID:zqpKIqbl0 Be:
大輔(あの事件以来、ラブのやつそうとう落ち込んでるだろうな…)

大輔(俺が励まさないと…!)

ラブ「おっはよーう大輔!」

大輔「って、ええっ!?」

ラブ「どうしたの?」

大輔「え?いや…予想より元気だなって…」

ラブ「あははは!私はいつも元気だよ?w」

大輔「そ、そうか…てっきりあの事件がショックだと…」

ラブ「あははははは!!あははははは!!」

大輔「ラ、ラブ?」

ラブ「ほら、遅刻しちゃうよ?」

大輔「う、うん…」


57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:16:30.94 ID:zqpKIqbl0 Be:
放課後

大輔(ラブのやつ…やっぱ変だよな)

大輔(元気すぎるっていうか…)

ラブ「大輔ー!バイバーイ!」

大輔「あっ、ラブ」

ラブ「なに?」

大輔「いや…」

大輔「なんか悩みがあるならさ、いつでも俺に…」

ラブ「あっはははははははは!!ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

大輔「ラ、ラ…ブ?」

ラブ「私大丈夫だから、余計な気を使わないで」

大輔「え…?」


58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:19:11.05 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブ「そうやって気を使われるのが一番迷惑だから」

大輔「でもお前今日は何か変…」

ラブ「っ!?」

ラブ「迷惑だって言ってるでしょ!!!!」

大輔「!?」ビクッ

大輔「ご、ごめ…」

ラブ「えへへ~」ニタァ

ラブ「ばいば~い!」

大輔「ば、ばいばい…」


59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:21:25.62 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブ「ただいま!」

あゆみ「おかえりなさい」

ラブ「美希たんは!?」

あゆみ「えっ…来てないけど」

ラブ「そんな…」

ラブ(あれが…欲しいのに…)

ラブ「ちょっと美希たんの家に行ってくる!」


61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:24:00.52 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブ「美希たん!」

美希「あらラブ、どうしたの?」

ラブ「どうしたのじゃないよ!早くいつものあれ!」

美希「もう、最近摂取の間隔が短くなってない?」

ラブ「早く!早く!!」

美希「はいはい、腕出して」

ラブ「わくわく」

美希「いくわよ…」

プスッ

ラブ「あ…あああああああああああああ」

ラブ「あひゃ…シアワセ、ゲットだよぉ…」

美希「ラブったら、はしたない顔」


62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:26:30.94 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブ「ありがとう美希たん、すっごく楽になったよ」

美希「それはよかったわ」

美希「そうだ、この薬もうあげちゃうね」

ラブ「え、いいの?」

美希「いちいち私のところに打ちに来るの面倒でしょ?」

美希「それあげるからラブの好きなときに打っていいわよ」

ラブ「美希たん…ありがとう!」

美希「どういたしましてw」

ラブ「えへへへ…やったぁ」


63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:28:45.53 ID:zqpKIqbl0 Be:
あゆみ「ラブー!夕飯はいいの?」

ラブ「いらなーい!」


ラブ「これがあるからいらないもん…」

ラブ「えへへ、さっそく一本」

プスッ

ラブ「あぁっ…気持ちいい…」

美希が渡した薬は一種の麻薬だった
短期間で大量に麻薬をつかったラブはすっかりジャンキーになっていた

ラブ「ほおおおおおおおおおおお」


64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:30:56.18 ID:zqpKIqbl0 Be:
数時間後

ラブ「結局美希たんに渡されたの全部つかちゃった…」

ラブ「あはは、すごいよぉ…今ならなんでもできそうだよぉ」

ラブ「ほっほおおおおおおおおい!!やっほおおおおおい!!」

ラブ「レイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプ!!」

ラブ「あっはははははははは!!あっはははははははは!!」

あゆみ「ちょっとラブ!どうしたの!?」

ラブ「出かけてくるね!!」

あゆみ「えっ!?今何時だと思って!」

ラブ「いってきまーす!!」

ラブ「ひゃっほーーーーーーーーー!!」

あゆみ「ラ、ラブ…」


66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:33:16.29 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブは深夜徘徊をした

ラブ「我が名は桃園ラブだああああああ!!ひゃほおおおおおおおおお!!」

ラブ「あははははははh!!シアワセwwwwwwwwwww!!」

ラブ「今とってもシアワセだよ私wwwwwwwwwww!!」

ラブ「せつなwwwwwwwwww!!ぶっきwwwwwwwwww!!」

ラブ「桃園ラブはただ今シアワセの真っ最中でwwwwwwwwっす!!」

ラブ「悪いの悪いのとんでいけwwwwwwwwww!!」

ラブ「あっははははははははははは!!wwwwwwwwひゃーっははははははははwwwwwwwwww」

ラブは完全に狂っていた


67 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:35:55.69 ID:zqpKIqbl0 Be:
数時間後

ラブ「はぁ、はぁ…」

ラブ(あれ?私なにを…)

暴走していたラブは街外れまで来ていた

ラブ「ここ…どこ?」

ラブ「怖いよ…寒いよ…」

ラブ「お母さん…お父さん…せつな・・・」

ラブ「せつ…な?」

ラブ「せつなって…だれ?」

ラブ「?」

ラブ「………」

ラブ「……帰ろう」

どこに?


68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:39:14.07 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブ「どこって…おうちに…」

ラブ「…おうちどこ?」

ラブ「ここはどこ?」

どうしてこんなところに来たの?

ラブ「知らない…どうして?」

あなた、自分が何やったか分かってるの?

ラブ「知らないよ!早く帰りたいよ!」

だめ、悪い子は帰さない

ラブ「悪い子?私悪い子?」

ラブ「だれなの…さっきから話しかけてくるのは…」

せつな『私よ、ラブ』


69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:41:33.45 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブ「だ…れ?」

せつな『忘れたの?友達じゃない』

ラブ「知らない…あなたみたいな人知らない…」

ラブ「私の友達は美希たんだけ…」

ラブ「美希たん…薬…」

ラブ「薬…薬はどこ!?」

せつな『ここにはないわよ』

ラブ「いやだ!!薬、薬ちょうだい!!」

ラブ「薬よこせえええええええええええええええ!!!」

せつな『ラブ…』


70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:43:48.05 ID:zqpKIqbl0 Be:
せつな『大丈夫よラブ、薬がなくても気持ちよくなる方法があるわ』

ラブ「いいやあああああああああああ!!!くすりいいいいいいいいいいいいい!!!」

せつな『ほら、こっちに来て』

カンカンカンカン

ラブ「なにこの音!!」

せつな『大丈夫だから、さぁこっちに』

ラブ「薬薬薬薬薬薬!!」

せつな『ほら、こっちに』


71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:46:17.44 ID:zqpKIqbl0 Be:
カンカンカンカン


ラブ「薬薬薬…」ブツブツ

ラブ「……」

ラブ「あっ」

せつな『どうしたの?』

ラブ「あなたのこと、思い出した」

ラブ「私の…大切な…」

グシャッ

ラブ『大切なトモダチ!』


72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:48:39.51 ID:zqpKIqbl0 Be:
ラブは死んだ
電車に轢かれて即死だった

美希(おおかた、幻覚でも見ながらうろちょろしてたら轢かれたのね)

美希「あ~あ、つまんないの」

美希「せっかく色々と楽しみたかったのに…」

美希「まぁいいわ、アカルン」

アカルン「!」ビクッ


73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/25(月) 14:51:06.50 ID:zqpKIqbl0 Be:
せつなが殺された後、アカルンは美希に捕まっていた

美希「この世界のプリキュアはもういなくなったから別の世界につれてって頂戴」

アカルン「…」

美希「どうしたの?命令に従えないの?」

美希「だったらあんたもご主人様みたいにしてもいいわよ」

アカルン「!」フルフル

美希「じゃあ命令を聞きなさい」

アカルン「…」コクッ

美希「ふふ、あ~楽しみ」


ふたりはプリキュア Splash Star編へ続きます




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