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美希「あたし以外のプリキュア、惨殺しましょ☆」 ②
376 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:09:19.17 ID:Gl0qgUfTO Be:
とある世界
ウエスター「た、大変だ!!」
ブンビー「どうしたんですか?!」
ベリーの魔の手から生き残った二人は合流し、別のある世界へ逃げていた
ウエスター「残りのプリキュアがあと…二人になってしまった」
ブンビー「えぇっ?!」
ウエスター「それだけじゃぁない!」
ウエスター「このまま残りの二人が殺られると…もっと恐ろしいことが…」
ブンビー「お、恐ろしいこと…?」
※美希「あたし以外のプリキュア、惨殺しましょ☆」 ① に引き続き、以下グロ注意
シリーズ一覧(最初から見ることをお勧めします)
最初 美希「私以外のプリキュア全員死んでくれないかなぁ…」 フレッシュプリキュア編
美希「私以外のプリキュア全員死んでくれないかなぁ…」 ふたりはプリキュア Splash Star編
美希「私以外のプリキュア全員死んでくれないかなぁ…」 Yes!プリキュア5GoGo!編 1/2
美希「私以外のプリキュア全員死んでくれないかなぁ…」 Yes!プリキュア5GoGo!編 2/2
美希「あたし以外のプリキュア、惨殺しましょ☆」 ①
378 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:25:45.09 ID:Gl0qgUfTO Be:
ウエスター「やつは…キュアベリーはもう、プリキュアを葬るだけでは満足していない」
ウエスター「プリキュアを全員始末したら次はおジャ魔女、セーラームーン…」
ウエスター「最終的には全美少女キャラを始末する気だ」
ブンビー「そんな…そんなことをして彼女はいったい…」
ウエスター「いいか?美少女キャラがあいつ一人以外全員消えたらどうなる?」
ウエスター「自然と注目と人気はキュアベリーに集まってしまうんだよ」
ブンビー「!!」
ウエスター「人気No.1、それをやつが言うには完璧な存在らしい」
ブンビー「そんな短絡的な理由で…」
382 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:30:54.26 ID:Gl0qgUfTO Be:
ウエスター「とにかく!一刻も早くあれを見つけなければ!」
ブンビー「あれを……」
ウエスター「あれはプリキュアに対して強い想いがある」
ウエスター「その想いが力になればベリーを…」
ブンビー「えぇ、もうこれしか救いはありませんからね」
ウエスター「よし!ならさっそく探すぞ!」
ブンビー「はい!」
とある世界
ウエスター「た、大変だ!!」
ブンビー「どうしたんですか?!」
ベリーの魔の手から生き残った二人は合流し、別のある世界へ逃げていた
ウエスター「残りのプリキュアがあと…二人になってしまった」
ブンビー「えぇっ?!」
ウエスター「それだけじゃぁない!」
ウエスター「このまま残りの二人が殺られると…もっと恐ろしいことが…」
ブンビー「お、恐ろしいこと…?」
※美希「あたし以外のプリキュア、惨殺しましょ☆」 ① に引き続き、以下グロ注意
シリーズ一覧(最初から見ることをお勧めします)
最初 美希「私以外のプリキュア全員死んでくれないかなぁ…」 フレッシュプリキュア編
美希「私以外のプリキュア全員死んでくれないかなぁ…」 ふたりはプリキュア Splash Star編
美希「私以外のプリキュア全員死んでくれないかなぁ…」 Yes!プリキュア5GoGo!編 1/2
美希「私以外のプリキュア全員死んでくれないかなぁ…」 Yes!プリキュア5GoGo!編 2/2
美希「あたし以外のプリキュア、惨殺しましょ☆」 ①
378 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:25:45.09 ID:Gl0qgUfTO Be:
ウエスター「やつは…キュアベリーはもう、プリキュアを葬るだけでは満足していない」
ウエスター「プリキュアを全員始末したら次はおジャ魔女、セーラームーン…」
ウエスター「最終的には全美少女キャラを始末する気だ」
ブンビー「そんな…そんなことをして彼女はいったい…」
ウエスター「いいか?美少女キャラがあいつ一人以外全員消えたらどうなる?」
ウエスター「自然と注目と人気はキュアベリーに集まってしまうんだよ」
ブンビー「!!」
ウエスター「人気No.1、それをやつが言うには完璧な存在らしい」
ブンビー「そんな短絡的な理由で…」
382 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:30:54.26 ID:Gl0qgUfTO Be:
ウエスター「とにかく!一刻も早くあれを見つけなければ!」
ブンビー「あれを……」
ウエスター「あれはプリキュアに対して強い想いがある」
ウエスター「その想いが力になればベリーを…」
ブンビー「えぇ、もうこれしか救いはありませんからね」
ウエスター「よし!ならさっそく探すぞ!」
ブンビー「はい!」
393 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:40:42.55 ID:Gl0qgUfTO Be:
ふたりはプリキュアMax Heartの世界
事件がおき、ベローネ学院は臨時休校となった
なぎさとほのかは下校している
なぎさ「うっ…どうして……」
ほのか「………」
なぎさ「どうしてひかりが!!」
ほのか「なぎさ……」
ほのか「とりあえずアカネさんに話を聞きに行こ?」
ほのか「ね?」
なぎさ「……うん」
なぎさとほのかはTAKO CAFEへ向かった
402 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:46:29.29 ID:Gl0qgUfTO Be:
美希「いらっしゃいませーwwwwwwいらっしゃいませーwwwwww」
美希「今日は特別にたこ焼き半額ですよwwwwww」
二人が着くと美希が今日も働いていた
どこかいつもより楽しそうである
美希「あ、なぎさにほのか」
美希「いらっしゃいw」
なぎさ「あ…うん……」
ほのか「あのぅ…」
美希「なに?w」
ほのか「アカネさんは?」
403 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:53:36.98 ID:Gl0qgUfTO Be:
美希「アカネさん?」
美希「知らないわw」
なぎさ「えっ、でもお店が…」
美希「あぁこれ…」
美希「実はアカネさんからメールが来てね、今日は用事があるからひかりと二人で何とかしてって」
美希「本当、困っちゃうわ」
美希「ところでもう帰り?早いわね」
なぎさ「………」
ほのか「実は…」
二人は学院で起きた事件について話た
美希「………え?」
405 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:00:21.07 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「ちょ、ちょっと…何の冗談よ……」
美希「嘘…でしょ?」
なぎさ「……」
ほのか「……」
二人はうつむいたまま返事をしない
美希「嘘…嘘よ…」
美希「昨日だって一緒に働いたのに…それなのに……」
美希「そんな…ひかりが……」
ほのか「…本当よ」
美希「ひかり……」
美希「うぅっ…ひかりぃ……」
美希は泣き始めた
ほのか「…………」
410 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:09:33.65 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「そうだ…」
美希「アカネさん…アカネさんは!?」
なぎさ「え?」
美希「ひかりが殺されたってことは…もしかしたらアカネさんも…」
美希「今日来れないって言ったのも何か事件に巻き込まれたりして…」
なぎさ「!」
なぎさ「ア、アカネさんが…」
美希「とにかくアカネさんの家に行きましょう!!」
なぎさ「う、うん!!」
三人はアカネの自宅へ向かう
この時微かだが
ほんの微かだが
美希「……クッ」
美希は笑っていた
ほのか「………」
416 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:18:24.03 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ、ほのか、美希の三人はアカネ宅へ着くとすぐにインターホンを押した
ピンポーン
ドンドン
なぎさ「アカネさん開けて!開けてください!!」
ほのか「いないの…かしら?」
美希「待って……」
美希は玄関の反対、ベランダの方へ行った
美希「窓が開いてるわ!ここから入りましょう!!」」
なぎさ「う、うん!」
なぎさ「行こうほのか!」
ほのか「えぇ!」
419 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:23:37.03 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「さぁ早く入りましょう!」
なぎさ「うん、ほのか!」
ほのか「……」
なぎさ「ほのか!早く!」
ほのか「あっご、ごめんなさい」
ほのか「ちょっと先に行ってて」
なぎさ「えぇ!?」
ほのか「大丈夫、すぐに行くから」
美希「とにかく私たちだけでも入りましょう!」
なぎさ「わかった!」
美希となぎさはアカネの自宅へ入る
429 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:31:13.75 ID:IpKPa2s+O Be:
部屋は電気が消えており、陽の光が射しているだけでかすかに暗い
美希「うっ……」
なぎさ「何この臭い…」
異臭もする
美希「これじゃあよく分からないわ…とにかく電気をつけましょう」
パチッ
部屋が明るくなる
なぎさ「!!?」
なぎさ「きゃあああああああああ!!」
ほのか「どうしたの!?」
ほのかが駆け付けた
なぎさ「血が…血がっ……」
ほのか「!」
部屋は血だらけだった
431 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:37:31.48 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「何なのよ…これ……」
ほのか「あっ…あぁ……」
美希「もしかしてアカネさんは…」
なぎさ「そうだ!アカネさん!!」
なぎさ「アカネさんどこですか!?」
なぎさは必死にアカネを探す
美希「私たちも探しましょう!!」
ほのか「えっ、えぇ…」
432 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:43:54.19 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「浴室は!?」
ほのか「いないわ!」
なぎさ「台所にもいない!!」
なぎさ「アカネさんどこですか!?」
叫んでも返事はない
なぎさ「アカネさ…」
その時、なぎさの視界に洗濯機が入った
まさか…そんなはず…
なぎさは思う
だがもしかして…
なぎさは覚悟を決め開けることにした
すると中には…
なぎさ「あっ…あぁっ……」
437 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:50:35.84 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのかはなぎさの様子が変わったことに気付き近づく
ほのか「なぎさ?」
なぎさ「あっ…ほの、ほのっ…ほのか…」
ほのか「え……」
なぎさは洗濯機の中を指差す
ほのかは中を覗いた
ほのか「……!!」
中には無理やり洗濯機に詰め込まれたアカネの死体があった
口の中からはゴキブリが出ている
ほのか「いやあああああああああああああああああ!!!」
443 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:59:14.31 ID:IpKPa2s+O Be:
最悪の事態が起きた
二人は頭の中が真っ白になっている
なぎさ「そんな…そんな……」
ほのか「…………」
美希「きゃあああああああああ!!」
遠くで美希の悲鳴が聞こえた
美希「ひかる君が…ひかる君が……」
美希「便器にまっ逆さまに頭を突っ込みながら血だらけになって死んでるうううううぅぅぅぅ!!!」
どうやら、本当に二人は…
ほのか「なぎさ…警察を呼びましょう」
ほのかは携帯を取り出した
445 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:05:53.24 ID:IpKPa2s+O Be:
翌日、事件は街中に広がった
この怪事件により住民は恐怖で震えている
なぎさはショックで部屋に引きこもってしまった
なぎさ「………」
ピンポーン
インターホンが鳴った
誰?ほのか?
理恵「はーい」
母の理恵が扉を開ける
447 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:08:52.82 ID:IpKPa2s+O Be:
理恵「あら?…どちら様?」
美希「なぎささんのお友達の美希と申します」
美希「なぎささんのお見舞いに…」
理恵「ありがとう…なぎさも喜ぶわ」
理恵「どうぞ入って」
美希「はい、失礼しますw」
451 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:13:49.81 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「なぎさー、入るわよー」
なぎさ「いいよ…」
ガチャッ
美希「なぎさ……」
なぎさ「ごめんね、わざわざ…」
美希「いいのよ、気にしないで」
美希「なぎさ…そうとう辛いだろうし…」
なぎさ「ははっ…もう涙も出なくなっちゃった……」
455 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:20:58.10 ID:IpKPa2s+O Be:
二人はしばらく話をした
アカネとの思い出話、ひかりとの思い出話
数え切れないほど出てくる
美希「そっか…そんなことが…」
なぎさ「うん…」
美希「……ねぇ、なぎさ」
なぎさ「なに?」
美希「無理に元気を出せってわけじゃないけど…やっぱりなぎさには元気になってもらいたくって…」
美希「これ持ってきたんだ」
なぎさ「え?」
美希「はい、たこ焼き」
457 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:28:41.29 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ「たこ焼き…」
美希「私が焼いたんだけど…好きでしょ?」
なぎさ「うん…でも今は食欲が……」
美希「駄目よ!ちゃんと食べないと」
美希「なぎさがそんなんじゃ天国の三人も調子が狂うわ」
美希「ほら、食べて」
なぎさ「じゃあ…一個だけ……」
なぎさはたこ焼きをつまようじで取り、口に含んだ
463 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:34:55.71 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「美味しい?」
なぎさ「……うん」
美希「そう…よかった」
なぎさ「うっ…うぅ……」
美希「なぎさ?」
なぎさ「アカネさん…ひかりっ……」
なぎさは泣き始めた
たこ焼きを食べたことにより二人の思い出が強くよみがえる
なぎさ「ひぐっ…ひっ……」
美希「なぎさ…」
美希「泣きましょう…今はいっぱい泣きましょう」
美希はなぎさを抱き締めた
466 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:43:11.63 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「それでは失礼します」
理恵「もうちょっといてもいいのよ?」
美希「いえ…一人の時間も大切ですから」
理恵「そうね…今日はありがとう」
美希「こちらこそ、なぎさがちょっと元気になって良かったです」
美希「それでは…」
美希はなぎさの家をあとにした
亮太「綺麗な人だね…」
理恵「そうね…それにとても優しい」
理恵「なぎさは良い友達を持ったわ…」
473 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:53:35.48 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ宅からの帰り道、美希は一人で歩いている
美希「くひっ…くひひひひ……」
馬鹿な子…
何も知らないであのたこ焼きを食べた
中に何が入ってるかも知らないで
美希「きひひひひ……」
あのたこ焼きの中
中に入ってたのはタコではない
あれに入ってたのは…肉
人の肉
アカネの肉
アカネの死体から肉を切りたこ焼きに入れたのだ
美希「くくっ……あーっははははははははははははははは!!」
美希「何も知らないで食べたああああああああああああ!!!」
美希「ひゃーっははははははははははははははは!!!」
477 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 02:00:10.35 ID:IpKPa2s+O Be:
美希は遊んでいる
人の命を弄んでいる
たこ焼きの中に人肉を入れたのは後でなぎさのリアクションを楽しむため
なぎさを殺す直前、なぎさに教える
「お前はアカネの肉を食べた」、と
なぎさは絶望する
その顔は美希にはたまらないものになるだろう
美希「とりあえず仲は深めたわ…」
あとはじっくり、ひかり達のように
殺すだけ……
美希「うふふ……」
478 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 02:03:40.95 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ「…………」
なぎさは部屋でぼーっとしていた
Prrr、Prrr
なぎさ「!」
なぎさの電話が鳴る
ほのかからだ…
なぎさ「もしもし…なに?」
なぎさ「うん…来たよ……」
なぎさ「うん…うん……」
なぎさ「………え?」
479 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 02:10:19.05 ID:IpKPa2s+O Be:
次の日
美希はなぎさの携帯に電話をしている
今日はどうしよう
もう殺す?
いや、まだ早い…
もっと遊んでから
美希はにやけながらなぎさからの応答を待つ
Prrr、Prrr
美希「遅いわね……」
ガチャッ
来た!
美希「もしもしなぎさ?今日もなぎさの家に行こうと思ってるんだけど…」
ほのか「もしもし…」
美希「……………」
美希「……………」
美希「…………え?」
487 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 02:53:38.27 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「?」
美希「??」
ほの…か……?
ほのか「もしもし?」
なんで?
なんでなぎさの携帯にほのかが?
美希「あの……」
ほのか「なぎさに用ですか?」
美希「え、うん…そうなんだけど…」
美希「今一緒にいる…の?」
なぎさが電話に出れないから代わりに出た?
490 >>486分からん [] 2010/01/30(土) 03:02:06.07 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「はい、います」
美希「そう、じゃあ私も今から…」
仕方ないか、
この際二人とも…
ほのか「美希さん」
美希「なに?」
ほのか「アカネさん達を殺したのは…」
ほのか「美希さんですよね?」
美希「!」
一瞬心臓がドキッとする
なぜ?なぜそんなことを聞く?
何を言ってるのこの子は…
ほのか「もう一度聞きます」
ほのか「アカネさん達を殺したのは美希さん、あなたですよね?」
美希「…………」
495 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:09:26.01 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「あの~…全然話が見えないんだけど」
ほのか「知らばっくれないでください」
ほのか「こっちには確かな証拠もあるんです」
美希「はぁ?証拠?」
ほのか「アカネさんの家の外にあったんです」
ほのか「壊されたタッチコミューンが」
美希「…………」
497 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:15:58.26 ID:IpKPa2s+O Be:
タッチコミューン、確かに壊して窓から捨てた
だから?
ほのか「三人でアカネさんの家に行った時…ベランダから部屋に入る前に見つけたんです」
ほのか『あっご、ごめんなさい』
ほのか『ちょっと先に行ってて』
なぎさ『えぇ!?』
ほのか『大丈夫、すぐに行くから』
美希「あの時に…」
501 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:30:20.02 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「粉々になってましたが…ポルンは辛うじて生きてました」
ほのか「今朝死んでしまいましたけど…」
美希「ポルン?」
ほのか「そしてポルンから事情を聞いたんです」
ほのか「怖くて出れなかったそうです…」
ほのか「あなたが、あまりにも残虐なことをしていたので」
ほのか「最初はひかる君を殺し、次に二人を…」
美希「…………」
ほのか「私は…初めてあなたと会った時から」
ほのか「あなたのことを警戒してました」
504 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:41:07.44 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「初めて会った時…ほんの一瞬だけでしたけどあなたの目は…」
ほのか「睨んだんです、私達を」
美希「…………」
ほのか「それからひかる君にも相談されていました」
ほのか「あなたが怪しいってこと」
ほのか「今思えば…あの時しっかり対策していれば…」
ほのか「…その後もあなたのことを時々観察してましたけど…卑しい笑いをこぼしたり変な状態になったりしてました」
ほのか「耐えられなかったんですよね?演技してるのが」
ほのか「初めは半信半疑だったけど…今回の事件でようやく実感できました」
ほのか「もう一度聞きます」
ほのか「アカネさん達を殺しましたね?」
507 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:51:30.65 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「ちなみに次は私達ですよね?」
ほのか「タッチコミューンをわざわざ壊すなんて…そもそも簡単に壊れないのに」
ほのか「私達の正体を知ってますね?あなたは一体…」
美希「……何で」
ほのか「?」
美希「何であんたなんかに!!」
美希は電話越しに怒鳴る
美希「ふざけんじゃないわよ!!」
美希「あんたなんかに…あんたなんかに私の計画が邪魔されてたまるもんですか!!」
美希「この糞女がああああ!!!」
ほのか「美希さん……」
美希「…って、こんな感じでいい?w」
ほのか「え……」
511 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:02:42.10 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「こうやって本性を見せればさぞかし喜ぶんでしょうね」
美希「探偵気取りで…推理なんてしちゃってw」
ほのか「あなた一体何を…」
美希「あはっ、別にこんなことで怒ったりしないわよ」
美希「こういう事態も想定してた…それだけ」
美希「むしろ褒めてあげる」
美希「あなたが初めてよ…これほど慎重深く立ち回ったのは」
美希「今までのプリキュアみーんな馬鹿だったからね」
美希「けど…鬼の首をとったつもりでしょうけど残念ね」
美希「あなた達は死ぬ…私が殺す」
美希「それは変わらないもの」
516 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:10:03.57 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「私達は負けません!」
ほのか「必ずあなたを倒して…」
美希「あはははは!!私が殺しに行くと思ったの?」
美希「違うでしょ?私が鬼なんだから…」
美希「私を捕まえないと」
ほのか「え…」
美希「今から…あなた達の親族や友達をしらみ潰しに…」
美希「殺す」
ほのか「!」
523 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:19:14.08 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「あっちこっちに行って殺すわ」
美希「脅しじゃないわよ」
ほのか「な、なにを…」
美希「お婆ちゃんと二人暮らしだったっけ?あなた」
ほのか「!!」
美希「真っ先に殺そっか?」
ほのか「や、やめ…」
528 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:37:29.34 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「いやなら変身せず、あなた一人で私を探しにきなさい」
ほのか「なんですって…」
美希「ただしさっき言ったように私は…誰かを殺すわ」
美希「けど安心して、二時間ごとに一人だから」
美希「もしあなたが誰も傷つけたくなかったら…二時間以内に私を探すことね」
美希「もしルール破ったら無差別に殺すから」
ほのか「そんな……」
529 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:45:33.26 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「心配しないで」
美希「捕まったらちゃんと自首するからw」
美希「はーい、というわけでもう始めまーす」
ほのか「!」
美希「よーいスタート」
Pi
美希は電話を切った
なぎさ「ほ、ほのか…」
ほのか「大丈夫…大丈夫よなぎさ……」
ほのか「大丈夫だから…」
ほのか「みんなは私が守るから…」
こうして鬼ごっこが始まったのであった
591 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 18:21:18.40 ID:IpKPa2s+O Be:
ベリー「ふふ…鬼が追いかけられる鬼ごっこか…」
ベリー「確かに私は鬼かもね…昔話に出てくるような退治される鬼…」
世の中にあふれるほどある昔話
正義が悪を滅ぼす物語
しかし現在は大団円で終わる物語も…もともとは残虐な終わり方であることもある
予想外の結果…すべてが徒労となる
そして、正義があっさり消える物語もある
何が起こるか分からない
これはそんな…そんな物語…
ベリー「さぁ、早く捕まえてみてみなさい…」
ベリー「一生かかっても無理だろうけど」
595 >>593大好き [] 2010/01/30(土) 18:28:43.86 ID:IpKPa2s+O Be:
二時間
これを過ぎれば犠牲者がでる
ほのかは焦っていた
どこにいるか分からない鬼を捕まえることができるだろうか
ほのか「もしもしお婆ちゃま?」
ほのか「うん…戸締まりしっかりしてるかなって…」
ほのか「あのね、知らない人が来ても絶対入れたらだめだよ…」
ほのか「ううん…なんでもない」
ほのか「じゃあ…」
Pi
ほのかは電話を切った
ほのか「とにかく行かなきゃ…」
597 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 18:38:02.73 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ「ほのか……」
なぎさは自宅ではなく町外れの廃ビルにいた
美希から隠れるためにほのかに連れてこられたのだ
なぎさ「まさか美希が……」
昨日まで優しかった美希がアカネさん達を殺した
いまだに信じられない事実だ
なぎさ「…………」
もし美希と戦うことになったら私はちゃんと戦えるだろうか…
なぎさはそんなことを思っていた
602 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 18:47:56.42 ID:IpKPa2s+O Be:
もう一時半が過ぎてしまった
ほのかはまだ見つけることができない
ほのか「はぁ…はぁ…」
ほのか「どこ…どこなの……」
ほのかは息を切らす
あと一時間で誰かが…
そう思うと焦りが増す
莉奈「あっ、雪城さーん!」
ほのか「!」
607 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 18:57:34.25 ID:IpKPa2s+O Be:
クラスメイトの高清水莉奈に突然声をかけられた
彼女はなぎさと同じラクロス部である
莉奈「どうしたの?なんか急いでるみたいだけど…」
ほのか「あっ…その……」
莉奈「そうだ、なぎさ知らない?」
莉奈「これから午前中の練習があるのに連絡がつかないの」
ほのか「なぎさは…ちょっと……」
莉奈「そっか、そうだよね…」
莉奈「アカネさんが死んで一番悲しんでたもんね…」
610 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:05:52.67 ID:IpKPa2s+O Be:
莉奈「じゃあ私はもう行くね」
莉奈「ごめんね急に声かけちゃって」
ほのか「あの…」
莉奈「なに?」
ほのか「そ、その……」
うまく伝えることができない
もうすぐあなたは死ぬかもしれません
こんな事を言って信じる人がいるだろうか
ほのか「い、いえ……」
ほのか「あの…今日は練習やめた方が…」
613 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:14:52.58 ID:IpKPa2s+O Be:
莉奈「え?」
ほのか「あ、あの…そのね…」
莉奈「…ありがとう、気をつかってくれて」
莉奈「確かにアカネさんが死んだのは悲しいけど…体動かしてた方が気持ちも和らぐから」
莉奈はほのかの言葉を勘違いしていた
違う、そうではない
外に出ることが危険なのだ
ほのか「そうじゃなくて…」
莉奈「あっ、そろそろ時間だから行くね」
ほのか「あっ…」
莉奈「じゃあねー」
莉奈は結局行ってしまった
ほのか「…………」
617 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:26:24.71 ID:IpKPa2s+O Be:
午前9時
鬼ごっこが始まり二時間が過ぎた
ラクロス部の練習が始まる
事件の影響もあってか人数は少ない
莉奈「志穂遅いなぁ…」
莉奈「今日は来るって言っていたのに」
久保田志穂、なぎさ達と同じクラスでありラクロス部員だ
部の中ではムードメーカー的存在である
その志穂がまだ練習に来ていない
莉奈「寝坊かな?」
莉奈は特に気にすることもなく練習を始めた
622 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:35:06.10 ID:IpKPa2s+O Be:
30分経った
志穂はまだ来ていない
これは完全に寝坊だと莉奈は思った
莉奈「しかたないなぁ…」
チームメイト「莉奈ー!」
莉奈「なに?」
チームメイト「そろそろ練習試合始めたいんだけど…」
莉奈「そうね…」
莉奈「じゃあ私体育倉庫から笛やゼッケン持ってくるから先にチーム組んでて」
チームメイト「わかった」
莉奈は体育倉庫へ向かった
623 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:45:22.77 ID:IpKPa2s+O Be:
莉奈は体育倉庫の扉を開ける
ガラガラ
扉は重い
莉奈「よいしょっと…」
莉奈「ふぅ…」
莉奈「えっと…ゼッケンゼッケン…」
莉奈はゼッケンを探す
莉奈「?」
何か違和感がした
奥の方で変な雰囲気がする
莉奈は気になって倉庫の奥を覗いた
莉奈「!?」
なんとそこには…
尻の穴、膣、口、あらゆる穴にラクロスのラケットが刺さったまま全裸で死んでいる志穂がいた
莉奈「きゃあああああああああああああ!!」
631 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:59:00.73 ID:IpKPa2s+O Be:
ユリコ
彼女はほのかと同じ科学部に所属しており、ほのかの親友でもある
今日は親に頼まれておつかいに出ていた
ユリコ「え~と…確か人参とじゃがいもと…」
ベリー「すいませーん」
後ろから声がする
ユリコ「え?」
ベリー「ちょっと道を聞きたいんですけどぉ…」
振り返るとそこには変な格好をした女性がいた
637 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:08:13.42 ID:IpKPa2s+O Be:
コスプレ?
ユリコは不思議に思う
ユリコ「どこですか?」
ベリー「えっとね…」
警察官「ちょっと君」
警察官が突然来た
事件以来パトロールが増えているのでその巡回中だった
警察官「職質してもいいかな?」
ベリー「はぁ?」
ベリーの奇抜な格好に違和感を持ったのだろう
警察官はベリーに話しかけた
639 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:17:50.95 ID:IpKPa2s+O Be:
ベリー「今ちょっと忙しいんですけど」
そのまま警察官に道を聞けばいいのに
ユリコは思った
警察官「そのの格好は…」
ベリー「あぁもう!ウザい!」
警察官「!?」
ベリーはベリーソードで警察官の首を斬り落とした
ユリコ「!!」
ユリコ「きゃっ…」
ベリー「叫ぶんじゃないわよ?」
ベリーはユリコを睨む
ユリコは怯んでしまった
ベリー「あ~あ、殺っちゃった…」
ベリー「まぁいっか、邪魔するやつは」
640 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:24:48.85 ID:IpKPa2s+O Be:
ユリコ「あっ…」
ベリー「道を尋ねたいんですけどぉ…」
ベリー「っていうのは嘘でぇ…本当はね?」
ベリー「ちょっとご同行をお願いしたいなー、って」
ユリコ「なっ…や……」
ベリー「あはっ、そんな怖がらなくてもいいからw」
ベリー「騒ぐと今すぐ殺っちゃうよ?」
ベリー「こいつみたいに」
ユリコ「ひっ!?」
ユリコはベリーの言うことを聞くしかなかった
642 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:32:59.63 ID:IpKPa2s+O Be:
ユリコはビルの屋上に連れてこられた
ロープで縛られている
ユリコ「あ、あなたは一体…」
ベリー「あと30分」
ベリー「あと30分で親友のほのかちゃんが来なかったらあなたを殺すわ」
ユリコ「!?」
ユリコ「な、なんでほのかが…」
ベリー「はいあと29分」
ユリコ「答えてください!何ほのかなんですか!?」
ベリー「あー、うるさい」
645 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:41:19.49 ID:IpKPa2s+O Be:
20分が過ぎた
ベリー「はいあと…」
ユリコ「もうやめて!!いやああああ!!」
ユリコは恐怖で錯乱している
ベリー「うるっさいわね……ちっ」
ベリー「ムカつくからちょっと早いけど殺しちゃおっと♪」
ユリコ「!?」
ユリコ「あっ…いや……」
ベリー「ほのかちゃんもどうせ来ないだろうし、いいよね?」
649 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:50:33.83 ID:IpKPa2s+O Be:
ベリー「ねぇ、どうやって殺すと思う?」
ユリコ「い、いや…」
ベリー「屋上から突き落とすと思った?」
ベリー「残念…そんな楽な死に方じゃないのよ」
ベリー「じゃーん、こんなの持って来ちゃいましたぁ♪」
ベリーはドラム缶を持ってきた
ベリー「この中にはなんと…硫酸が入ってまーす☆」
ユリコ「!」
651 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:00:01.73 ID:IpKPa2s+O Be:
ドラム缶には八分目まで硫酸が入っている
ベリー「あたしぃ、科学とかよく知らないんだけどぉ…」
ベリー「科学好きな人って硫酸とかも好きなんでしょ?w」
ベリー「ユリコちゃん喜ぶかなぁ、と思ってw」
ユリコ「いやああああああああああああ!!!」
ユリコは叫ぶ、誰かに助けを求めるように
だがそれは無駄だった
ベリー「あははっ、この屋上侵入禁止だから人なんて来ないわよ」
ベリー「それよりユリコちゃん、早くお風呂に入りましょうよ」
ベリーはユリコの足を掴んだ
ユリコ「ひぃっ!?」
そしてユリコをドラム缶へ放り投げる
655 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:10:30.92 ID:IpKPa2s+O Be:
ジャボン
頭からドラム缶の中へすっぽり入った
ユリコ「!!!!!!!」
身体中に硫酸が染み渡る
焼けるように熱い
ユリコ「がはぁっ!!?」
あまりの痛みに口が開いてしった
口の中に硫酸が流れこむ
ユリコ「!?!?!?!?!?!?!?」
そのまま喉の奥へ硫酸が…
ユリコは今までにない痛みと恐怖を感じていた
ベリー「あっはははははははははははは!!」
ベリー「あーっははははははははははは!!」
659 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:18:50.99 ID:IpKPa2s+O Be:
ユリコはドラム缶の中でじたばたしていたがしばらくして動きが止まった
ベリーは中の様子を見る
ベリー「あ~…もうだめね」
ベリー「引き上げるのも面倒だし…」
ベリー「このままでいっか、そのうち誰かが見つけるだろうからw」
ベリーはユリコを放置することに決めた
ベリー「さぁほのか…もう二人よ」
ベリー「あと何人殺れば、その生意気な顔が泣き顔で歪むんでしょうね…」
ベリー「あぁもう!超楽しみ☆」
665 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:33:24.66 ID:IpKPa2s+O Be:
もう12時過ぎだ
辺りが騒がしい
聞くことには殺人事件が起きたそうだ
ほのか「………」
ほのか「ごめんなさい…私のせいで……」
もう誰かが…
ほのかの顔が暗くなる
ほのか「お婆ちゃま……!」
ふと祖母の顔が思いうかんだ…
慌て電話をかける
Prrr、Prrr
ガチャッ
ほのか「お婆ちゃま!大丈夫!?」
さなえ『?』
さなえ『どうしたのほのか?』
667 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:40:25.95 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「ほっ…」
よかった
まだ大丈夫だ
さなえ『どうしたの、さっきから』
さなえ『ちょっと変よ?』
ほのか「……ううん、なんでもないの」
ほのか「じゃあね…」
Pi
これ以上被害が増えないためには…
ほのか「私が…私がやるしかないんだよね……」
ほのかは再び走り出した
676 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:55:45.06 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのかは町中を走り回る
裏路地や使われていない建物までくまなく調べた
だが美希は見つからない
すでに時計は夜8時を過ぎていた
恐らくもう何人も…
ほのかの顔に生気はない
絶望一色だ
怖くて誰にも連絡できない
ほのか「…………」
ほのかは道をとぼとぼ歩いていた
誰も助けられなかった
これからどうしよう…
Prrr、Prrr
ほのか「!?」
電話が鳴る
なぎさからだ
681 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:04:11.23 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「なぎさ!?どうしたの!!」
まさか…
なぎさ『あっ…あのね……』
よかった、本人だ…
だが泣いている声だった
ほのか「なぎさ…?」
なぎさ『あのね…ひっぐ…』
なぎさ『家に電話しても…出てこない…ひっ…』
ほのか「え……?」
なぎさ『ほのか…ほのかぁ……』
なぎさ『うわあああぁぁぁん』
なぎさは大声で泣き始めた
682 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:11:24.38 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「待ってて!今様子を見に行くから!」
ほのかはなぎさの家に向かった
最悪の事態だ
想定はしていたが
実際に起きると恐怖が増す
ほのか「そんな…そんな……」
ほのかは走る
力の限り
ほのか「私が…私のせいでっ…」
ほのかも泣き始めた
顔が涙と鼻水でぐじゃぐじゃだ
呼吸がうまくできない
ほのか「ごめんなさい…ごめんなさいっ…」
688 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:22:11.84 ID:IpKPa2s+O Be:
マンションに着いた
階段で上に上がり扉の前まで来た
ドアノブに手をかける
ガチャッ
ほのか「!」
鍵はかかってない
ほのかはすぐに中に入る
ほのか「はぁっ…はぁっ…」
ほのか「すいません!!誰かいませんか!!」
そのまま奥へと進み茶の間に入った
ほのか「!?」
698 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:33:39.58 ID:IpKPa2s+O Be:
亮太「………」
岳「………」
理恵「………」
そこにあったのは三つの死体
なぎさの弟の亮太は父親の岳のケツ穴に首を突っ込み窒息死し
岳は母親の理恵のケツ穴に首を突っ込み窒息死し
理恵は口の中に大便を詰まらされ窒息死していた
ほのか「あっ…あぁ……」
ほのか「あああああああああああああああああああ!!!!」
残虐な現場を前にほのかの自我は崩壊した
712 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:45:31.61 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「…………」
ほのかは夜道を歩く
何も考えられない
もう、何も分からない…時計の針は9時を過ぎた
ほのか「あっ……」
無意識のうちに自宅に着いてしまった
まさか…
まさか…
ほのか「お婆…ちゃま…?」
もう殺されてもおかしな時間ではない
恐る恐る家に入った
722 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:58:59.52 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「お婆ちゃま…お婆ちゃま…」
ほのかはふらふらとさなえの部屋まで歩く
襖の前まで来た
ほのか「………」
ガラッ
襖を開けるとそこには…
さなえ「…………」
忠太郎「…………」
死体
二つの死体がある
さなえは膣に後ろからペットの忠太郎のぺニスを入れられたまま昇天死していた
ぺニスが大きかったからだろうか、さなえの顔は苦痛の表情で歪んでいる
忠太郎は首を切り落とされ、首は仏壇に供えられていた
ほのか「…………」
ほのかは膝をガクッと落とす
746 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:20:47.22 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ「………」
なぎさは廃ビルの一室でぼうっとしている
家からの連絡がない
なぎさにも、もう分かっていた
恐らくもう…
ガチャッ
部屋の扉があく
誰か入ってきた
なぎさ「あ……」
ほのか「………」
なぎさ「ほのか…」
751 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:29:00.09 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「なぎさ…」
ほのか「私…私…‥」
なぎさ「…分かってる」
ほのか「私が…私がっ……」
なぎさ「ほのか…」
ほのか「ごめん…ごめんなさい…」
なぎさ「…ほのかのせいじゃないよ」
なぎさ「ほのかは…悪くない」
ほのか「でもっ…ひっ、ひっぐ……」
ほのか「なぎさぁ…」
なぎさ「ほのか…」
二人は抱き合い泣いた
お互いの傷を舐めあうように
753 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:33:48.14 ID:IpKPa2s+O Be:
しばらくして二人は落ちついた
だが生気はない
ただ沈黙が流れるだけ
なぎさ「………」
ほのか「………」
なぎさ「………」
ほのか「…なぎさ」
なぎさ「なに?」
ほのか「もう…私たちは…」
ベリー「ふふっ、どうしたの二人とも?」
なぎほの「!?」
766 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:48:32.12 ID:IpKPa2s+O Be:
扉の方から声がした
そこにいたのはキュアベリーだった
なぎさとほのかの二人は驚く
なぎさ「どうして…どうしてここが…」
ベリー「アカルンを使えば楽勝だったわ」
ベリー「瞬間移動できるの」
ベリー「本当はもっと便利な道具もあるんだけどね…ラビリンスの管理システムとか」
たがベリーはこのような道具の使用を極力避けた
使いすぎるとつまらないからだ
ガンダムで言うファンネル
仮面ライダーカブトで言うハイパークロックアップみたいなものだ
ベリー「まぁ、それはさておき…」
ベリー「ほのかが来てからはずっと扉の前で待ち伏せしてたわ」
ベリー「もし変身しようとしたらその隙に殺ろうと思ってね」
ほのか「………」
776 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:59:30.81 ID:IpKPa2s+O Be:
ベリー「それなのにあんた達は…ずっと黙ってばっか」
ベリー「つまらないから出てきたのよ」
なぎさ「………」
ほのか「………」
ベリー「さて、もう自分たちの身に何が起こるか分かるわよね?」
ベリー「まず逃げられないよう二人の足を折る」
ベリー「粉々に」
ベリー「次にどっちか一人を痛め付ける」
ベリー「徹底的ね」
ベリー「大切な友達が殺されかけているのを見てもう一人は怯える」
ベリー「その時の顔…見てみたいわぁ…ふふっ」
ベリー「…さてと、どっちがいい?選ばせてあげる」
ベリー「どっちから死にたい?」
なぎさ「………」
ほのか「……私たちは」
ベリー「なに?」
786 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:14:53.99 ID:hXASguxcO Be:
ほのか「私たちはあなたの手にかかっては死にません!」
ほのか「なら自分たちで…」
ほのかはスイッチらしきものを取り出すとそれを押した
ドガアァァァン
激しい爆音が響き渡る
ベリー「な、なに!?」
ほのか「爆弾をしかけておいてたんです…このビルに」
ベリー「はぁ!?」
ほのかは科学部部長だ
爆弾を作るくらい朝飯前である
ほのか「こうなった時…あなたに殺されるぐらいなら…」
ほのか「私たちは自分の手で死にます!」
なぎさ「それがあなたに対してできる最後の抵抗よ!」
792 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:18:35.37 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「はっ、こんなので私が…」
天井が崩れ、ベリーとなぎさ達の間に落ちる
ベリー「!?」
ベリー「ちっ…」
ビルは崩壊を始める
なぎさ達に近づくことが難しい
ベリー「これじゃあ…くっ」
ベリーはビルから脱出することにした
ベリー「ちぃっ」
悔しそうに表情を歪める
798 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:26:24.05 ID:hXASguxcO Be:
ビルは崩壊した
もはや瓦礫の山である
ベリー「あの糞眉毛…」
ベリーは遠くの方でビルの残骸を見ていた
ベリー「…まぁいいいわ、遺体探してもっとぐちゃぐちゃにしてあげる」
ベリー「それで商店街の中心にでも晒してあげるわよ」
ベリーは悔しそうに呟いた
そしてビルに近づこうとした、その時
「「デュアル・オーロラ・ウェイヴ!!」」
804 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:31:47.15 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「!?」
突然瓦礫から光があふれる
目映い光
ベリー「な、なによこれ!?」
ベリーは状況をまだ理解できない
瓦礫が吹き飛ぶ
中から現れたのは…
キュアホワイト「闇の力の僕達よ!」
キュアブラック「とっととお家に帰りなさい!」
ベリー「な、なんで…」
突然のできごとにベリーは対応できなかった
814 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:40:47.56 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「なんで…どうして……」
ベリー「自分たちで死ぬって…」
ホワイト「嘘ですよ…騙されましたね」
ホワイト「あの後、私たちはあらかじめ作っておいた脱出口から逃げたんです」
ホワイト「爆発はあなたをはめるための…フェイク」
ホワイト「最終手段だったんです」
ホワイト「この作戦が本当に使えるか期待はできませんでしたが…」
ホワイト「あなたの詰めが甘かったおかげで成功しました」
ベリー「あっ…あぁ……」
822 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:49:21.68 ID:hXASguxcO Be:
油断
言われたとおり確かに油断していた
敵を甘く見ていた
今までのプリキュアと同じように…
いつも通りで問題ない
どうせ馬鹿だ
その認識の甘さから起こった油断
ベリー「がっ…ぐっ……」
ベリーは自分のミスがショックで動くことができなかった
ブラック「よくもお母さんを…アカネさんを…ひかりを…」
ブラック「よくもみんなを!!!」
ブラックはベリーに飛びかかった
ベリー「!?」
ブラック「はああぁぁっ!!!」
そして拳を顔面に叩きつける
835 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:58:36.84 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「があっ!?」
ベリーは吹き飛んでしまった
ブラック「もう泣いたって許さないんだから!!」
ホワイト「私たち、結構根にもつタイプですよ」
ベリー「はぁ、はぁ…」
ベリーの鼻からは血が出ている
口の中も切れ、歯も何本か折れた
ベリー「私が…私がミ、ミスを?」
ベリー「今まで…いいい今までちゃ、ちゃんとでででっ、できたのに」
ベリー「な、なんで…」
ベリーはまだ混乱している
853 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 01:10:12.52 ID:hXASguxcO Be:
ホワイト「…あなたがどれだけの人を殺めてきたかは知りませんが…」
ホワイト「これはその命を弄んだ代償です」
ブラック「あなたの負けよ」
ブラック「ここで…この殺戮は終わらさせる!」
ベリー「そ…そう…」
ベリー「私の…負け……」
ベリー「私は…負けた……」
がっくりと、ベリーはうなだれた
ブラック「覚悟しなさい!」
ホワイト「あなたを…倒します!!」
ベリー「…………」
ベリー「…ひっ、ひひひひひひひひひひひひひ」
860 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 01:17:36.40 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「あはっ…あははは…」
ベリー「あーっははははははははははははははは!!!」
ベリーは突然狂ったように笑いだすと立ち上がり
キュアエンジェルへと変身した
ベリー「……上等じゃない」
ベリー「ふふっ…もうこうなったらこっちも後にはひけないわ…」
ベリー「初代だかなんだか知らないけど…」
ベリー「邪魔なものはぶっ潰してやるわよ…」
ベリー「全部ね!!!」
ブラック「!!」
ホワイト「!!」
こうしてプリキュアVSプリキュアの、最後の戦いが始まった…
867 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 01:23:30.92 ID:hXASguxcO Be:
ある世界
ウエスター「た、大変だー!!」
ブンビー「どうしたんですか!?」
ウエスター「あれが…あれが暴走を!!」
ウエスター「力が強大になりすぎてもう制御できな…ぎゃあっ!?」
グシャァッ
ブンビー「ウエスターさん!?」
ウエスター「………」
ブンビー「え?嘘?次は私?」
ブンビー「冗談でしょ?だって私まだ何も活躍…」
ブンビー「うそ…うそおおおおおおおおお!?」
グシャァッ
※キュアベリー「イッツwwwwwパーリィwwwwwww」 ①へと続きます
ふたりはプリキュアMax Heartの世界
事件がおき、ベローネ学院は臨時休校となった
なぎさとほのかは下校している
なぎさ「うっ…どうして……」
ほのか「………」
なぎさ「どうしてひかりが!!」
ほのか「なぎさ……」
ほのか「とりあえずアカネさんに話を聞きに行こ?」
ほのか「ね?」
なぎさ「……うん」
なぎさとほのかはTAKO CAFEへ向かった
402 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:46:29.29 ID:Gl0qgUfTO Be:
美希「いらっしゃいませーwwwwwwいらっしゃいませーwwwwww」
美希「今日は特別にたこ焼き半額ですよwwwwww」
二人が着くと美希が今日も働いていた
どこかいつもより楽しそうである
美希「あ、なぎさにほのか」
美希「いらっしゃいw」
なぎさ「あ…うん……」
ほのか「あのぅ…」
美希「なに?w」
ほのか「アカネさんは?」
403 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/29(金) 23:53:36.98 ID:Gl0qgUfTO Be:
美希「アカネさん?」
美希「知らないわw」
なぎさ「えっ、でもお店が…」
美希「あぁこれ…」
美希「実はアカネさんからメールが来てね、今日は用事があるからひかりと二人で何とかしてって」
美希「本当、困っちゃうわ」
美希「ところでもう帰り?早いわね」
なぎさ「………」
ほのか「実は…」
二人は学院で起きた事件について話た
美希「………え?」
405 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:00:21.07 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「ちょ、ちょっと…何の冗談よ……」
美希「嘘…でしょ?」
なぎさ「……」
ほのか「……」
二人はうつむいたまま返事をしない
美希「嘘…嘘よ…」
美希「昨日だって一緒に働いたのに…それなのに……」
美希「そんな…ひかりが……」
ほのか「…本当よ」
美希「ひかり……」
美希「うぅっ…ひかりぃ……」
美希は泣き始めた
ほのか「…………」
410 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:09:33.65 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「そうだ…」
美希「アカネさん…アカネさんは!?」
なぎさ「え?」
美希「ひかりが殺されたってことは…もしかしたらアカネさんも…」
美希「今日来れないって言ったのも何か事件に巻き込まれたりして…」
なぎさ「!」
なぎさ「ア、アカネさんが…」
美希「とにかくアカネさんの家に行きましょう!!」
なぎさ「う、うん!!」
三人はアカネの自宅へ向かう
この時微かだが
ほんの微かだが
美希「……クッ」
美希は笑っていた
ほのか「………」
416 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:18:24.03 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ、ほのか、美希の三人はアカネ宅へ着くとすぐにインターホンを押した
ピンポーン
ドンドン
なぎさ「アカネさん開けて!開けてください!!」
ほのか「いないの…かしら?」
美希「待って……」
美希は玄関の反対、ベランダの方へ行った
美希「窓が開いてるわ!ここから入りましょう!!」」
なぎさ「う、うん!」
なぎさ「行こうほのか!」
ほのか「えぇ!」
419 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:23:37.03 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「さぁ早く入りましょう!」
なぎさ「うん、ほのか!」
ほのか「……」
なぎさ「ほのか!早く!」
ほのか「あっご、ごめんなさい」
ほのか「ちょっと先に行ってて」
なぎさ「えぇ!?」
ほのか「大丈夫、すぐに行くから」
美希「とにかく私たちだけでも入りましょう!」
なぎさ「わかった!」
美希となぎさはアカネの自宅へ入る
429 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:31:13.75 ID:IpKPa2s+O Be:
部屋は電気が消えており、陽の光が射しているだけでかすかに暗い
美希「うっ……」
なぎさ「何この臭い…」
異臭もする
美希「これじゃあよく分からないわ…とにかく電気をつけましょう」
パチッ
部屋が明るくなる
なぎさ「!!?」
なぎさ「きゃあああああああああ!!」
ほのか「どうしたの!?」
ほのかが駆け付けた
なぎさ「血が…血がっ……」
ほのか「!」
部屋は血だらけだった
431 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:37:31.48 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「何なのよ…これ……」
ほのか「あっ…あぁ……」
美希「もしかしてアカネさんは…」
なぎさ「そうだ!アカネさん!!」
なぎさ「アカネさんどこですか!?」
なぎさは必死にアカネを探す
美希「私たちも探しましょう!!」
ほのか「えっ、えぇ…」
432 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:43:54.19 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「浴室は!?」
ほのか「いないわ!」
なぎさ「台所にもいない!!」
なぎさ「アカネさんどこですか!?」
叫んでも返事はない
なぎさ「アカネさ…」
その時、なぎさの視界に洗濯機が入った
まさか…そんなはず…
なぎさは思う
だがもしかして…
なぎさは覚悟を決め開けることにした
すると中には…
なぎさ「あっ…あぁっ……」
437 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:50:35.84 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのかはなぎさの様子が変わったことに気付き近づく
ほのか「なぎさ?」
なぎさ「あっ…ほの、ほのっ…ほのか…」
ほのか「え……」
なぎさは洗濯機の中を指差す
ほのかは中を覗いた
ほのか「……!!」
中には無理やり洗濯機に詰め込まれたアカネの死体があった
口の中からはゴキブリが出ている
ほのか「いやあああああああああああああああああ!!!」
443 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 00:59:14.31 ID:IpKPa2s+O Be:
最悪の事態が起きた
二人は頭の中が真っ白になっている
なぎさ「そんな…そんな……」
ほのか「…………」
美希「きゃあああああああああ!!」
遠くで美希の悲鳴が聞こえた
美希「ひかる君が…ひかる君が……」
美希「便器にまっ逆さまに頭を突っ込みながら血だらけになって死んでるうううううぅぅぅぅ!!!」
どうやら、本当に二人は…
ほのか「なぎさ…警察を呼びましょう」
ほのかは携帯を取り出した
445 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:05:53.24 ID:IpKPa2s+O Be:
翌日、事件は街中に広がった
この怪事件により住民は恐怖で震えている
なぎさはショックで部屋に引きこもってしまった
なぎさ「………」
ピンポーン
インターホンが鳴った
誰?ほのか?
理恵「はーい」
母の理恵が扉を開ける
447 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:08:52.82 ID:IpKPa2s+O Be:
理恵「あら?…どちら様?」
美希「なぎささんのお友達の美希と申します」
美希「なぎささんのお見舞いに…」
理恵「ありがとう…なぎさも喜ぶわ」
理恵「どうぞ入って」
美希「はい、失礼しますw」
451 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:13:49.81 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「なぎさー、入るわよー」
なぎさ「いいよ…」
ガチャッ
美希「なぎさ……」
なぎさ「ごめんね、わざわざ…」
美希「いいのよ、気にしないで」
美希「なぎさ…そうとう辛いだろうし…」
なぎさ「ははっ…もう涙も出なくなっちゃった……」
455 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:20:58.10 ID:IpKPa2s+O Be:
二人はしばらく話をした
アカネとの思い出話、ひかりとの思い出話
数え切れないほど出てくる
美希「そっか…そんなことが…」
なぎさ「うん…」
美希「……ねぇ、なぎさ」
なぎさ「なに?」
美希「無理に元気を出せってわけじゃないけど…やっぱりなぎさには元気になってもらいたくって…」
美希「これ持ってきたんだ」
なぎさ「え?」
美希「はい、たこ焼き」
457 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:28:41.29 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ「たこ焼き…」
美希「私が焼いたんだけど…好きでしょ?」
なぎさ「うん…でも今は食欲が……」
美希「駄目よ!ちゃんと食べないと」
美希「なぎさがそんなんじゃ天国の三人も調子が狂うわ」
美希「ほら、食べて」
なぎさ「じゃあ…一個だけ……」
なぎさはたこ焼きをつまようじで取り、口に含んだ
463 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:34:55.71 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「美味しい?」
なぎさ「……うん」
美希「そう…よかった」
なぎさ「うっ…うぅ……」
美希「なぎさ?」
なぎさ「アカネさん…ひかりっ……」
なぎさは泣き始めた
たこ焼きを食べたことにより二人の思い出が強くよみがえる
なぎさ「ひぐっ…ひっ……」
美希「なぎさ…」
美希「泣きましょう…今はいっぱい泣きましょう」
美希はなぎさを抱き締めた
466 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:43:11.63 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「それでは失礼します」
理恵「もうちょっといてもいいのよ?」
美希「いえ…一人の時間も大切ですから」
理恵「そうね…今日はありがとう」
美希「こちらこそ、なぎさがちょっと元気になって良かったです」
美希「それでは…」
美希はなぎさの家をあとにした
亮太「綺麗な人だね…」
理恵「そうね…それにとても優しい」
理恵「なぎさは良い友達を持ったわ…」
473 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 01:53:35.48 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ宅からの帰り道、美希は一人で歩いている
美希「くひっ…くひひひひ……」
馬鹿な子…
何も知らないであのたこ焼きを食べた
中に何が入ってるかも知らないで
美希「きひひひひ……」
あのたこ焼きの中
中に入ってたのはタコではない
あれに入ってたのは…肉
人の肉
アカネの肉
アカネの死体から肉を切りたこ焼きに入れたのだ
美希「くくっ……あーっははははははははははははははは!!」
美希「何も知らないで食べたああああああああああああ!!!」
美希「ひゃーっははははははははははははははは!!!」
477 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 02:00:10.35 ID:IpKPa2s+O Be:
美希は遊んでいる
人の命を弄んでいる
たこ焼きの中に人肉を入れたのは後でなぎさのリアクションを楽しむため
なぎさを殺す直前、なぎさに教える
「お前はアカネの肉を食べた」、と
なぎさは絶望する
その顔は美希にはたまらないものになるだろう
美希「とりあえず仲は深めたわ…」
あとはじっくり、ひかり達のように
殺すだけ……
美希「うふふ……」
478 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 02:03:40.95 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ「…………」
なぎさは部屋でぼーっとしていた
Prrr、Prrr
なぎさ「!」
なぎさの電話が鳴る
ほのかからだ…
なぎさ「もしもし…なに?」
なぎさ「うん…来たよ……」
なぎさ「うん…うん……」
なぎさ「………え?」
479 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 02:10:19.05 ID:IpKPa2s+O Be:
次の日
美希はなぎさの携帯に電話をしている
今日はどうしよう
もう殺す?
いや、まだ早い…
もっと遊んでから
美希はにやけながらなぎさからの応答を待つ
Prrr、Prrr
美希「遅いわね……」
ガチャッ
来た!
美希「もしもしなぎさ?今日もなぎさの家に行こうと思ってるんだけど…」
ほのか「もしもし…」
美希「……………」
美希「……………」
美希「…………え?」
487 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 02:53:38.27 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「?」
美希「??」
ほの…か……?
ほのか「もしもし?」
なんで?
なんでなぎさの携帯にほのかが?
美希「あの……」
ほのか「なぎさに用ですか?」
美希「え、うん…そうなんだけど…」
美希「今一緒にいる…の?」
なぎさが電話に出れないから代わりに出た?
490 >>486分からん [] 2010/01/30(土) 03:02:06.07 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「はい、います」
美希「そう、じゃあ私も今から…」
仕方ないか、
この際二人とも…
ほのか「美希さん」
美希「なに?」
ほのか「アカネさん達を殺したのは…」
ほのか「美希さんですよね?」
美希「!」
一瞬心臓がドキッとする
なぜ?なぜそんなことを聞く?
何を言ってるのこの子は…
ほのか「もう一度聞きます」
ほのか「アカネさん達を殺したのは美希さん、あなたですよね?」
美希「…………」
495 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:09:26.01 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「あの~…全然話が見えないんだけど」
ほのか「知らばっくれないでください」
ほのか「こっちには確かな証拠もあるんです」
美希「はぁ?証拠?」
ほのか「アカネさんの家の外にあったんです」
ほのか「壊されたタッチコミューンが」
美希「…………」
497 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:15:58.26 ID:IpKPa2s+O Be:
タッチコミューン、確かに壊して窓から捨てた
だから?
ほのか「三人でアカネさんの家に行った時…ベランダから部屋に入る前に見つけたんです」
ほのか『あっご、ごめんなさい』
ほのか『ちょっと先に行ってて』
なぎさ『えぇ!?』
ほのか『大丈夫、すぐに行くから』
美希「あの時に…」
501 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:30:20.02 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「粉々になってましたが…ポルンは辛うじて生きてました」
ほのか「今朝死んでしまいましたけど…」
美希「ポルン?」
ほのか「そしてポルンから事情を聞いたんです」
ほのか「怖くて出れなかったそうです…」
ほのか「あなたが、あまりにも残虐なことをしていたので」
ほのか「最初はひかる君を殺し、次に二人を…」
美希「…………」
ほのか「私は…初めてあなたと会った時から」
ほのか「あなたのことを警戒してました」
504 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:41:07.44 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「初めて会った時…ほんの一瞬だけでしたけどあなたの目は…」
ほのか「睨んだんです、私達を」
美希「…………」
ほのか「それからひかる君にも相談されていました」
ほのか「あなたが怪しいってこと」
ほのか「今思えば…あの時しっかり対策していれば…」
ほのか「…その後もあなたのことを時々観察してましたけど…卑しい笑いをこぼしたり変な状態になったりしてました」
ほのか「耐えられなかったんですよね?演技してるのが」
ほのか「初めは半信半疑だったけど…今回の事件でようやく実感できました」
ほのか「もう一度聞きます」
ほのか「アカネさん達を殺しましたね?」
507 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 03:51:30.65 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「ちなみに次は私達ですよね?」
ほのか「タッチコミューンをわざわざ壊すなんて…そもそも簡単に壊れないのに」
ほのか「私達の正体を知ってますね?あなたは一体…」
美希「……何で」
ほのか「?」
美希「何であんたなんかに!!」
美希は電話越しに怒鳴る
美希「ふざけんじゃないわよ!!」
美希「あんたなんかに…あんたなんかに私の計画が邪魔されてたまるもんですか!!」
美希「この糞女がああああ!!!」
ほのか「美希さん……」
美希「…って、こんな感じでいい?w」
ほのか「え……」
511 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:02:42.10 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「こうやって本性を見せればさぞかし喜ぶんでしょうね」
美希「探偵気取りで…推理なんてしちゃってw」
ほのか「あなた一体何を…」
美希「あはっ、別にこんなことで怒ったりしないわよ」
美希「こういう事態も想定してた…それだけ」
美希「むしろ褒めてあげる」
美希「あなたが初めてよ…これほど慎重深く立ち回ったのは」
美希「今までのプリキュアみーんな馬鹿だったからね」
美希「けど…鬼の首をとったつもりでしょうけど残念ね」
美希「あなた達は死ぬ…私が殺す」
美希「それは変わらないもの」
516 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:10:03.57 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「私達は負けません!」
ほのか「必ずあなたを倒して…」
美希「あはははは!!私が殺しに行くと思ったの?」
美希「違うでしょ?私が鬼なんだから…」
美希「私を捕まえないと」
ほのか「え…」
美希「今から…あなた達の親族や友達をしらみ潰しに…」
美希「殺す」
ほのか「!」
523 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:19:14.08 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「あっちこっちに行って殺すわ」
美希「脅しじゃないわよ」
ほのか「な、なにを…」
美希「お婆ちゃんと二人暮らしだったっけ?あなた」
ほのか「!!」
美希「真っ先に殺そっか?」
ほのか「や、やめ…」
528 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:37:29.34 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「いやなら変身せず、あなた一人で私を探しにきなさい」
ほのか「なんですって…」
美希「ただしさっき言ったように私は…誰かを殺すわ」
美希「けど安心して、二時間ごとに一人だから」
美希「もしあなたが誰も傷つけたくなかったら…二時間以内に私を探すことね」
美希「もしルール破ったら無差別に殺すから」
ほのか「そんな……」
529 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 04:45:33.26 ID:IpKPa2s+O Be:
美希「心配しないで」
美希「捕まったらちゃんと自首するからw」
美希「はーい、というわけでもう始めまーす」
ほのか「!」
美希「よーいスタート」
Pi
美希は電話を切った
なぎさ「ほ、ほのか…」
ほのか「大丈夫…大丈夫よなぎさ……」
ほのか「大丈夫だから…」
ほのか「みんなは私が守るから…」
こうして鬼ごっこが始まったのであった
591 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 18:21:18.40 ID:IpKPa2s+O Be:
ベリー「ふふ…鬼が追いかけられる鬼ごっこか…」
ベリー「確かに私は鬼かもね…昔話に出てくるような退治される鬼…」
世の中にあふれるほどある昔話
正義が悪を滅ぼす物語
しかし現在は大団円で終わる物語も…もともとは残虐な終わり方であることもある
予想外の結果…すべてが徒労となる
そして、正義があっさり消える物語もある
何が起こるか分からない
これはそんな…そんな物語…
ベリー「さぁ、早く捕まえてみてみなさい…」
ベリー「一生かかっても無理だろうけど」
595 >>593大好き [] 2010/01/30(土) 18:28:43.86 ID:IpKPa2s+O Be:
二時間
これを過ぎれば犠牲者がでる
ほのかは焦っていた
どこにいるか分からない鬼を捕まえることができるだろうか
ほのか「もしもしお婆ちゃま?」
ほのか「うん…戸締まりしっかりしてるかなって…」
ほのか「あのね、知らない人が来ても絶対入れたらだめだよ…」
ほのか「ううん…なんでもない」
ほのか「じゃあ…」
Pi
ほのかは電話を切った
ほのか「とにかく行かなきゃ…」
597 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 18:38:02.73 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ「ほのか……」
なぎさは自宅ではなく町外れの廃ビルにいた
美希から隠れるためにほのかに連れてこられたのだ
なぎさ「まさか美希が……」
昨日まで優しかった美希がアカネさん達を殺した
いまだに信じられない事実だ
なぎさ「…………」
もし美希と戦うことになったら私はちゃんと戦えるだろうか…
なぎさはそんなことを思っていた
602 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 18:47:56.42 ID:IpKPa2s+O Be:
もう一時半が過ぎてしまった
ほのかはまだ見つけることができない
ほのか「はぁ…はぁ…」
ほのか「どこ…どこなの……」
ほのかは息を切らす
あと一時間で誰かが…
そう思うと焦りが増す
莉奈「あっ、雪城さーん!」
ほのか「!」
607 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 18:57:34.25 ID:IpKPa2s+O Be:
クラスメイトの高清水莉奈に突然声をかけられた
彼女はなぎさと同じラクロス部である
莉奈「どうしたの?なんか急いでるみたいだけど…」
ほのか「あっ…その……」
莉奈「そうだ、なぎさ知らない?」
莉奈「これから午前中の練習があるのに連絡がつかないの」
ほのか「なぎさは…ちょっと……」
莉奈「そっか、そうだよね…」
莉奈「アカネさんが死んで一番悲しんでたもんね…」
610 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:05:52.67 ID:IpKPa2s+O Be:
莉奈「じゃあ私はもう行くね」
莉奈「ごめんね急に声かけちゃって」
ほのか「あの…」
莉奈「なに?」
ほのか「そ、その……」
うまく伝えることができない
もうすぐあなたは死ぬかもしれません
こんな事を言って信じる人がいるだろうか
ほのか「い、いえ……」
ほのか「あの…今日は練習やめた方が…」
613 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:14:52.58 ID:IpKPa2s+O Be:
莉奈「え?」
ほのか「あ、あの…そのね…」
莉奈「…ありがとう、気をつかってくれて」
莉奈「確かにアカネさんが死んだのは悲しいけど…体動かしてた方が気持ちも和らぐから」
莉奈はほのかの言葉を勘違いしていた
違う、そうではない
外に出ることが危険なのだ
ほのか「そうじゃなくて…」
莉奈「あっ、そろそろ時間だから行くね」
ほのか「あっ…」
莉奈「じゃあねー」
莉奈は結局行ってしまった
ほのか「…………」
617 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:26:24.71 ID:IpKPa2s+O Be:
午前9時
鬼ごっこが始まり二時間が過ぎた
ラクロス部の練習が始まる
事件の影響もあってか人数は少ない
莉奈「志穂遅いなぁ…」
莉奈「今日は来るって言っていたのに」
久保田志穂、なぎさ達と同じクラスでありラクロス部員だ
部の中ではムードメーカー的存在である
その志穂がまだ練習に来ていない
莉奈「寝坊かな?」
莉奈は特に気にすることもなく練習を始めた
622 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:35:06.10 ID:IpKPa2s+O Be:
30分経った
志穂はまだ来ていない
これは完全に寝坊だと莉奈は思った
莉奈「しかたないなぁ…」
チームメイト「莉奈ー!」
莉奈「なに?」
チームメイト「そろそろ練習試合始めたいんだけど…」
莉奈「そうね…」
莉奈「じゃあ私体育倉庫から笛やゼッケン持ってくるから先にチーム組んでて」
チームメイト「わかった」
莉奈は体育倉庫へ向かった
623 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:45:22.77 ID:IpKPa2s+O Be:
莉奈は体育倉庫の扉を開ける
ガラガラ
扉は重い
莉奈「よいしょっと…」
莉奈「ふぅ…」
莉奈「えっと…ゼッケンゼッケン…」
莉奈はゼッケンを探す
莉奈「?」
何か違和感がした
奥の方で変な雰囲気がする
莉奈は気になって倉庫の奥を覗いた
莉奈「!?」
なんとそこには…
尻の穴、膣、口、あらゆる穴にラクロスのラケットが刺さったまま全裸で死んでいる志穂がいた
莉奈「きゃあああああああああああああ!!」
631 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 19:59:00.73 ID:IpKPa2s+O Be:
ユリコ
彼女はほのかと同じ科学部に所属しており、ほのかの親友でもある
今日は親に頼まれておつかいに出ていた
ユリコ「え~と…確か人参とじゃがいもと…」
ベリー「すいませーん」
後ろから声がする
ユリコ「え?」
ベリー「ちょっと道を聞きたいんですけどぉ…」
振り返るとそこには変な格好をした女性がいた
637 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:08:13.42 ID:IpKPa2s+O Be:
コスプレ?
ユリコは不思議に思う
ユリコ「どこですか?」
ベリー「えっとね…」
警察官「ちょっと君」
警察官が突然来た
事件以来パトロールが増えているのでその巡回中だった
警察官「職質してもいいかな?」
ベリー「はぁ?」
ベリーの奇抜な格好に違和感を持ったのだろう
警察官はベリーに話しかけた
639 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:17:50.95 ID:IpKPa2s+O Be:
ベリー「今ちょっと忙しいんですけど」
そのまま警察官に道を聞けばいいのに
ユリコは思った
警察官「そのの格好は…」
ベリー「あぁもう!ウザい!」
警察官「!?」
ベリーはベリーソードで警察官の首を斬り落とした
ユリコ「!!」
ユリコ「きゃっ…」
ベリー「叫ぶんじゃないわよ?」
ベリーはユリコを睨む
ユリコは怯んでしまった
ベリー「あ~あ、殺っちゃった…」
ベリー「まぁいっか、邪魔するやつは」
640 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:24:48.85 ID:IpKPa2s+O Be:
ユリコ「あっ…」
ベリー「道を尋ねたいんですけどぉ…」
ベリー「っていうのは嘘でぇ…本当はね?」
ベリー「ちょっとご同行をお願いしたいなー、って」
ユリコ「なっ…や……」
ベリー「あはっ、そんな怖がらなくてもいいからw」
ベリー「騒ぐと今すぐ殺っちゃうよ?」
ベリー「こいつみたいに」
ユリコ「ひっ!?」
ユリコはベリーの言うことを聞くしかなかった
642 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:32:59.63 ID:IpKPa2s+O Be:
ユリコはビルの屋上に連れてこられた
ロープで縛られている
ユリコ「あ、あなたは一体…」
ベリー「あと30分」
ベリー「あと30分で親友のほのかちゃんが来なかったらあなたを殺すわ」
ユリコ「!?」
ユリコ「な、なんでほのかが…」
ベリー「はいあと29分」
ユリコ「答えてください!何ほのかなんですか!?」
ベリー「あー、うるさい」
645 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:41:19.49 ID:IpKPa2s+O Be:
20分が過ぎた
ベリー「はいあと…」
ユリコ「もうやめて!!いやああああ!!」
ユリコは恐怖で錯乱している
ベリー「うるっさいわね……ちっ」
ベリー「ムカつくからちょっと早いけど殺しちゃおっと♪」
ユリコ「!?」
ユリコ「あっ…いや……」
ベリー「ほのかちゃんもどうせ来ないだろうし、いいよね?」
649 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 20:50:33.83 ID:IpKPa2s+O Be:
ベリー「ねぇ、どうやって殺すと思う?」
ユリコ「い、いや…」
ベリー「屋上から突き落とすと思った?」
ベリー「残念…そんな楽な死に方じゃないのよ」
ベリー「じゃーん、こんなの持って来ちゃいましたぁ♪」
ベリーはドラム缶を持ってきた
ベリー「この中にはなんと…硫酸が入ってまーす☆」
ユリコ「!」
651 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:00:01.73 ID:IpKPa2s+O Be:
ドラム缶には八分目まで硫酸が入っている
ベリー「あたしぃ、科学とかよく知らないんだけどぉ…」
ベリー「科学好きな人って硫酸とかも好きなんでしょ?w」
ベリー「ユリコちゃん喜ぶかなぁ、と思ってw」
ユリコ「いやああああああああああああ!!!」
ユリコは叫ぶ、誰かに助けを求めるように
だがそれは無駄だった
ベリー「あははっ、この屋上侵入禁止だから人なんて来ないわよ」
ベリー「それよりユリコちゃん、早くお風呂に入りましょうよ」
ベリーはユリコの足を掴んだ
ユリコ「ひぃっ!?」
そしてユリコをドラム缶へ放り投げる
655 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:10:30.92 ID:IpKPa2s+O Be:
ジャボン
頭からドラム缶の中へすっぽり入った
ユリコ「!!!!!!!」
身体中に硫酸が染み渡る
焼けるように熱い
ユリコ「がはぁっ!!?」
あまりの痛みに口が開いてしった
口の中に硫酸が流れこむ
ユリコ「!?!?!?!?!?!?!?」
そのまま喉の奥へ硫酸が…
ユリコは今までにない痛みと恐怖を感じていた
ベリー「あっはははははははははははは!!」
ベリー「あーっははははははははははは!!」
659 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:18:50.99 ID:IpKPa2s+O Be:
ユリコはドラム缶の中でじたばたしていたがしばらくして動きが止まった
ベリーは中の様子を見る
ベリー「あ~…もうだめね」
ベリー「引き上げるのも面倒だし…」
ベリー「このままでいっか、そのうち誰かが見つけるだろうからw」
ベリーはユリコを放置することに決めた
ベリー「さぁほのか…もう二人よ」
ベリー「あと何人殺れば、その生意気な顔が泣き顔で歪むんでしょうね…」
ベリー「あぁもう!超楽しみ☆」
665 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:33:24.66 ID:IpKPa2s+O Be:
もう12時過ぎだ
辺りが騒がしい
聞くことには殺人事件が起きたそうだ
ほのか「………」
ほのか「ごめんなさい…私のせいで……」
もう誰かが…
ほのかの顔が暗くなる
ほのか「お婆ちゃま……!」
ふと祖母の顔が思いうかんだ…
慌て電話をかける
Prrr、Prrr
ガチャッ
ほのか「お婆ちゃま!大丈夫!?」
さなえ『?』
さなえ『どうしたのほのか?』
667 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:40:25.95 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「ほっ…」
よかった
まだ大丈夫だ
さなえ『どうしたの、さっきから』
さなえ『ちょっと変よ?』
ほのか「……ううん、なんでもないの」
ほのか「じゃあね…」
Pi
これ以上被害が増えないためには…
ほのか「私が…私がやるしかないんだよね……」
ほのかは再び走り出した
676 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 21:55:45.06 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのかは町中を走り回る
裏路地や使われていない建物までくまなく調べた
だが美希は見つからない
すでに時計は夜8時を過ぎていた
恐らくもう何人も…
ほのかの顔に生気はない
絶望一色だ
怖くて誰にも連絡できない
ほのか「…………」
ほのかは道をとぼとぼ歩いていた
誰も助けられなかった
これからどうしよう…
Prrr、Prrr
ほのか「!?」
電話が鳴る
なぎさからだ
681 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:04:11.23 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「なぎさ!?どうしたの!!」
まさか…
なぎさ『あっ…あのね……』
よかった、本人だ…
だが泣いている声だった
ほのか「なぎさ…?」
なぎさ『あのね…ひっぐ…』
なぎさ『家に電話しても…出てこない…ひっ…』
ほのか「え……?」
なぎさ『ほのか…ほのかぁ……』
なぎさ『うわあああぁぁぁん』
なぎさは大声で泣き始めた
682 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:11:24.38 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「待ってて!今様子を見に行くから!」
ほのかはなぎさの家に向かった
最悪の事態だ
想定はしていたが
実際に起きると恐怖が増す
ほのか「そんな…そんな……」
ほのかは走る
力の限り
ほのか「私が…私のせいでっ…」
ほのかも泣き始めた
顔が涙と鼻水でぐじゃぐじゃだ
呼吸がうまくできない
ほのか「ごめんなさい…ごめんなさいっ…」
688 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:22:11.84 ID:IpKPa2s+O Be:
マンションに着いた
階段で上に上がり扉の前まで来た
ドアノブに手をかける
ガチャッ
ほのか「!」
鍵はかかってない
ほのかはすぐに中に入る
ほのか「はぁっ…はぁっ…」
ほのか「すいません!!誰かいませんか!!」
そのまま奥へと進み茶の間に入った
ほのか「!?」
698 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:33:39.58 ID:IpKPa2s+O Be:
亮太「………」
岳「………」
理恵「………」
そこにあったのは三つの死体
なぎさの弟の亮太は父親の岳のケツ穴に首を突っ込み窒息死し
岳は母親の理恵のケツ穴に首を突っ込み窒息死し
理恵は口の中に大便を詰まらされ窒息死していた
ほのか「あっ…あぁ……」
ほのか「あああああああああああああああああああ!!!!」
残虐な現場を前にほのかの自我は崩壊した
712 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:45:31.61 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「…………」
ほのかは夜道を歩く
何も考えられない
もう、何も分からない…時計の針は9時を過ぎた
ほのか「あっ……」
無意識のうちに自宅に着いてしまった
まさか…
まさか…
ほのか「お婆…ちゃま…?」
もう殺されてもおかしな時間ではない
恐る恐る家に入った
722 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 22:58:59.52 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「お婆ちゃま…お婆ちゃま…」
ほのかはふらふらとさなえの部屋まで歩く
襖の前まで来た
ほのか「………」
ガラッ
襖を開けるとそこには…
さなえ「…………」
忠太郎「…………」
死体
二つの死体がある
さなえは膣に後ろからペットの忠太郎のぺニスを入れられたまま昇天死していた
ぺニスが大きかったからだろうか、さなえの顔は苦痛の表情で歪んでいる
忠太郎は首を切り落とされ、首は仏壇に供えられていた
ほのか「…………」
ほのかは膝をガクッと落とす
746 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:20:47.22 ID:IpKPa2s+O Be:
なぎさ「………」
なぎさは廃ビルの一室でぼうっとしている
家からの連絡がない
なぎさにも、もう分かっていた
恐らくもう…
ガチャッ
部屋の扉があく
誰か入ってきた
なぎさ「あ……」
ほのか「………」
なぎさ「ほのか…」
751 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:29:00.09 ID:IpKPa2s+O Be:
ほのか「なぎさ…」
ほのか「私…私…‥」
なぎさ「…分かってる」
ほのか「私が…私がっ……」
なぎさ「ほのか…」
ほのか「ごめん…ごめんなさい…」
なぎさ「…ほのかのせいじゃないよ」
なぎさ「ほのかは…悪くない」
ほのか「でもっ…ひっ、ひっぐ……」
ほのか「なぎさぁ…」
なぎさ「ほのか…」
二人は抱き合い泣いた
お互いの傷を舐めあうように
753 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:33:48.14 ID:IpKPa2s+O Be:
しばらくして二人は落ちついた
だが生気はない
ただ沈黙が流れるだけ
なぎさ「………」
ほのか「………」
なぎさ「………」
ほのか「…なぎさ」
なぎさ「なに?」
ほのか「もう…私たちは…」
ベリー「ふふっ、どうしたの二人とも?」
なぎほの「!?」
766 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:48:32.12 ID:IpKPa2s+O Be:
扉の方から声がした
そこにいたのはキュアベリーだった
なぎさとほのかの二人は驚く
なぎさ「どうして…どうしてここが…」
ベリー「アカルンを使えば楽勝だったわ」
ベリー「瞬間移動できるの」
ベリー「本当はもっと便利な道具もあるんだけどね…ラビリンスの管理システムとか」
たがベリーはこのような道具の使用を極力避けた
使いすぎるとつまらないからだ
ガンダムで言うファンネル
仮面ライダーカブトで言うハイパークロックアップみたいなものだ
ベリー「まぁ、それはさておき…」
ベリー「ほのかが来てからはずっと扉の前で待ち伏せしてたわ」
ベリー「もし変身しようとしたらその隙に殺ろうと思ってね」
ほのか「………」
776 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/30(土) 23:59:30.81 ID:IpKPa2s+O Be:
ベリー「それなのにあんた達は…ずっと黙ってばっか」
ベリー「つまらないから出てきたのよ」
なぎさ「………」
ほのか「………」
ベリー「さて、もう自分たちの身に何が起こるか分かるわよね?」
ベリー「まず逃げられないよう二人の足を折る」
ベリー「粉々に」
ベリー「次にどっちか一人を痛め付ける」
ベリー「徹底的ね」
ベリー「大切な友達が殺されかけているのを見てもう一人は怯える」
ベリー「その時の顔…見てみたいわぁ…ふふっ」
ベリー「…さてと、どっちがいい?選ばせてあげる」
ベリー「どっちから死にたい?」
なぎさ「………」
ほのか「……私たちは」
ベリー「なに?」
786 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:14:53.99 ID:hXASguxcO Be:
ほのか「私たちはあなたの手にかかっては死にません!」
ほのか「なら自分たちで…」
ほのかはスイッチらしきものを取り出すとそれを押した
ドガアァァァン
激しい爆音が響き渡る
ベリー「な、なに!?」
ほのか「爆弾をしかけておいてたんです…このビルに」
ベリー「はぁ!?」
ほのかは科学部部長だ
爆弾を作るくらい朝飯前である
ほのか「こうなった時…あなたに殺されるぐらいなら…」
ほのか「私たちは自分の手で死にます!」
なぎさ「それがあなたに対してできる最後の抵抗よ!」
792 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:18:35.37 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「はっ、こんなので私が…」
天井が崩れ、ベリーとなぎさ達の間に落ちる
ベリー「!?」
ベリー「ちっ…」
ビルは崩壊を始める
なぎさ達に近づくことが難しい
ベリー「これじゃあ…くっ」
ベリーはビルから脱出することにした
ベリー「ちぃっ」
悔しそうに表情を歪める
798 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:26:24.05 ID:hXASguxcO Be:
ビルは崩壊した
もはや瓦礫の山である
ベリー「あの糞眉毛…」
ベリーは遠くの方でビルの残骸を見ていた
ベリー「…まぁいいいわ、遺体探してもっとぐちゃぐちゃにしてあげる」
ベリー「それで商店街の中心にでも晒してあげるわよ」
ベリーは悔しそうに呟いた
そしてビルに近づこうとした、その時
「「デュアル・オーロラ・ウェイヴ!!」」
804 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:31:47.15 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「!?」
突然瓦礫から光があふれる
目映い光
ベリー「な、なによこれ!?」
ベリーは状況をまだ理解できない
瓦礫が吹き飛ぶ
中から現れたのは…
キュアホワイト「闇の力の僕達よ!」
キュアブラック「とっととお家に帰りなさい!」
ベリー「な、なんで…」
突然のできごとにベリーは対応できなかった
814 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:40:47.56 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「なんで…どうして……」
ベリー「自分たちで死ぬって…」
ホワイト「嘘ですよ…騙されましたね」
ホワイト「あの後、私たちはあらかじめ作っておいた脱出口から逃げたんです」
ホワイト「爆発はあなたをはめるための…フェイク」
ホワイト「最終手段だったんです」
ホワイト「この作戦が本当に使えるか期待はできませんでしたが…」
ホワイト「あなたの詰めが甘かったおかげで成功しました」
ベリー「あっ…あぁ……」
822 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:49:21.68 ID:hXASguxcO Be:
油断
言われたとおり確かに油断していた
敵を甘く見ていた
今までのプリキュアと同じように…
いつも通りで問題ない
どうせ馬鹿だ
その認識の甘さから起こった油断
ベリー「がっ…ぐっ……」
ベリーは自分のミスがショックで動くことができなかった
ブラック「よくもお母さんを…アカネさんを…ひかりを…」
ブラック「よくもみんなを!!!」
ブラックはベリーに飛びかかった
ベリー「!?」
ブラック「はああぁぁっ!!!」
そして拳を顔面に叩きつける
835 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 00:58:36.84 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「があっ!?」
ベリーは吹き飛んでしまった
ブラック「もう泣いたって許さないんだから!!」
ホワイト「私たち、結構根にもつタイプですよ」
ベリー「はぁ、はぁ…」
ベリーの鼻からは血が出ている
口の中も切れ、歯も何本か折れた
ベリー「私が…私がミ、ミスを?」
ベリー「今まで…いいい今までちゃ、ちゃんとでででっ、できたのに」
ベリー「な、なんで…」
ベリーはまだ混乱している
853 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 01:10:12.52 ID:hXASguxcO Be:
ホワイト「…あなたがどれだけの人を殺めてきたかは知りませんが…」
ホワイト「これはその命を弄んだ代償です」
ブラック「あなたの負けよ」
ブラック「ここで…この殺戮は終わらさせる!」
ベリー「そ…そう…」
ベリー「私の…負け……」
ベリー「私は…負けた……」
がっくりと、ベリーはうなだれた
ブラック「覚悟しなさい!」
ホワイト「あなたを…倒します!!」
ベリー「…………」
ベリー「…ひっ、ひひひひひひひひひひひひひ」
860 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 01:17:36.40 ID:hXASguxcO Be:
ベリー「あはっ…あははは…」
ベリー「あーっははははははははははははははは!!!」
ベリーは突然狂ったように笑いだすと立ち上がり
キュアエンジェルへと変身した
ベリー「……上等じゃない」
ベリー「ふふっ…もうこうなったらこっちも後にはひけないわ…」
ベリー「初代だかなんだか知らないけど…」
ベリー「邪魔なものはぶっ潰してやるわよ…」
ベリー「全部ね!!!」
ブラック「!!」
ホワイト「!!」
こうしてプリキュアVSプリキュアの、最後の戦いが始まった…
867 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2010/01/31(日) 01:23:30.92 ID:hXASguxcO Be:
ある世界
ウエスター「た、大変だー!!」
ブンビー「どうしたんですか!?」
ウエスター「あれが…あれが暴走を!!」
ウエスター「力が強大になりすぎてもう制御できな…ぎゃあっ!?」
グシャァッ
ブンビー「ウエスターさん!?」
ウエスター「………」
ブンビー「え?嘘?次は私?」
ブンビー「冗談でしょ?だって私まだ何も活躍…」
ブンビー「うそ…うそおおおおおおおおお!?」
グシャァッ
※キュアベリー「イッツwwwwwパーリィwwwwwww」 ①へと続きます
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